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[兄妹不登校]出る杭は打たれなきゃいかんのか、日本という国よ

子が不登校になって、自分の子供時代を振り返るようになりました。
でも、本当に全然思い出せなくて(笑)
実母から聞いて、へ〜そうだったんだ、ということばかり。

いま、読んでいるこちらの本。
『スポーツができる子は1位を取ったら、名前も公表されて皆から拍手されて称賛されるのに、なぜか勉強できるって子は陰口叩かれたり、嫌味を言われたりする日陰の人生になりがち。』という内容で。

確かにな〜、あれ?これって自分?

息子の理解のために読み始めた本なのに、自身の中学時代の記憶が蘇ってきました。


◆勉強が出来ることって罪悪感を持たないといけないですか?

私の中学時代は学年6クラスもあって、その中に秀才と呼ばれる子が3人居て、その3人ともお医者さんになったと聞きました。

母曰く、そんな中で私は、学年2位を取ったテストがあったらしく。(これも自身は全然覚えてない。もしかしたら高校かな?もうあやふやな私の頭w)
まあ、どっちにしてもそんなことがあったのに、私は秀でることもなく、ひっそりと中学生活を送ったのでした。

なんか目立ってたらしい私は、中学に入学してすぐ全然知らん先輩に、体育館裏に呼び出されて「スカート短くない?髪ゴム、色付きって何?」みたいなことを言われた。(平成だったのに、何この昭和感w)

これが理由のひとつ。

ここまでのヤンキーではなかったですけどねw

非常に怖かったので、勉強が出来ようが、なんだろうが、目立たないように生きていた。だから、余計に面白くなかったのよね。中学って。
で、積極的に勉強も伸ばそう、頑張ろうとも思わなかったもんだから、『中の上』を維持して生きてきました。

対して、スポーツ出来る夫(パパ)は、「俺は勉強は出来なかったけど!サッカーが学生のときからこんなに出来て、なんとか大会でね・・・!」とよく語る。

スポーツできる子は自慢が出来て、勉強できる子は褒められること無く、ひっそりと生きる。

それが日本の構図。



◆上まで伸びる子は、バランスがいいってこと

お医者さんになった中学の同級生は、1人はちょっとオタクっぽくて、1人はTHE・秀才キリッとしてて今や脳神経外科のドクター(納得)、さらに1人は芯があって勉強教えてと言っても「自分でやらないと意味がないよ」と悟してくれるようなしっかりものだった。

きっとそれぞれに、苦労をして、周りのさまざまな視線を自分なりに攻略して、やりたいところまで突き進んで頑張って行ったんだと思う。
自分という存在、守りたいものを邪魔されないように、地頭を使って周囲とのバランスを図っていったんだろうね。

反して私は、、中学の体育館裏ですっかり萎縮してしまって、やりたい事も特に無かった私は、アンダーアチーバーになって、出る杭になることを恐れるようになった。

私もどこか、凸凹を抱えていたんでしょうね。

ようやく、出る杭になってもいいかなと思えるようになったのは、社会人になってからのこと。
働くことが面白い。そう感じるような世界に行けたときに初めてそう思えるようになった。

「 出る杭は打たれる 」
【解説】杭を地面に打ちこんで並べるとき、高すぎるものは頭をたたいて他とそろえます。「杭」は「釘」ともいい、釘も頭が出ていると危ないので、打たれます。しかし、こうした光景のイメージから、才覚をあらわし自己主張する者がたたかれることを事実上容認する表現が生まれたのは、日本だけのようです。

まさに、謙遜が美徳の国!って感じですよね(笑)

杭を打つなよ。日本!


むしろ出る杭は日本を救うだろう!?



◆不登校になるほどの理由

発達・障害・知識レベル関係の検査はまだ何も出来ない状況のウチの子ども達。不登校になった理由もよく分かりません。
何か調べることで本人たちが生きやすくなるなら、しても良いんだけど。
もうこだわらなくても良いような気がしてきている母。

うちは低年齢で、凸凹のバランスの取り方が分からないのかもしれない。
むしろ分かるけど処理しきれなくなって、お休みしたくなったのかもしれない。

この記事を見てくれているあなたのお子さんも、さまざまな困難さを抱えている現代の子供たちも、
出来ることが、たーーくさんありますよね。

こだわりすごいんです(泣)みたいなところ。
それはその子の凸ですよ。

うちもあります。
(息子くんよ、集中ゾーンに入ると、ほんと聞こえないよね〜〜ママの声。)
(「この匂い懐かしいよね〜。小さいときに行ったホテルの匂いに似てる〜〜。」という6才のムスメちゃん。3才位の時の話よ?なにその嗅覚)

それってその子の出てる杭の部分ですよね。
すごくない???

凹に比較したら、凸の素晴らしいことよ✨


凹を伸ばすことも出来るかも知れないし、出来ないのかも知れない。
でも、その子の凸を伸ばしてあげたら、、

大人になったときにすんごい人になってるかもね。


『自己肯定感』とは高すぎても低すぎても厄介なもの。

あなたの人生が生きやすくなるくらいの、自己肯定感は身につけられるといいのかもね。


✳ 周囲の目を全く気にしないで生きていくのか。
✳ 周囲を俯瞰で見るようにして、上手くかわして生きていくのか。

『勉強出来る子卑屈化社会』を読んだ私の感想より

私は、大人になってから、後者を選びました。

あなたはどちらを選びますか?



環境を変える事で人生は変わるが、考え方、生き方、世の中の見方を変えなければ、同じ事を繰り返す可能性がある。
大切な事は新しい目で全てを見直すこと。

ゲッターズ飯田


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