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結婚の最適解

0.はじめに

20代も後半に差し掛かってくると、周囲で結婚する人が増えてきた。大学の友人は来年に結婚するとの連絡があり、会社の同期はもうすでに子供が産まれた者もいる。

僕自身はまったく今のところ結婚願望がない。もう少し自由な時間を楽しんでいたいという気持ちが強いからだ。もっと言えば、一生独身でもいいとすら思っている。

僕が結婚について思うことのほとんどがネガティブなイメージだ。周囲の既婚者を見ていても、結婚って良いなと思える人に今まで出会ったことが一度もない。

周囲の既婚者には決まって「〇〇君はいつかは結婚するだろうし」とか「結婚願望ないの?」と訊かれるのだが、僕はいつも心の中でこう思っている。ほとんど邪推に近いものだ。

結婚ってほんとは良いものではないけど、あいつだけ独身のままでいるのはズルいから、こっちの世界に引き摺り込もうぜ。

既婚者に結婚の話題は振られるたびに僕はいつもこう思っているし、騙されないからなと強く心に刻んでいるのである。

では、なぜ僕がここまで結婚に対して悪感情を持つようになったのか。そのエピソードを下記に記していく。逆に言うと、この悪感情の反対のことを実践すれば、結婚も良いものになるのではないだろうか。それについても併せて書いていくことにする。

1.結婚式をするか否か?

いまだに結婚式を挙げるというのが支配的な価値観のようである。

僕にはなぜ結婚式を挙げたいのか、何度も考えても理解できない。自分たちの幸せな様子を大勢の人に披露したいということなのだろうと思うのだけれど、僕は少なくとも親族だけ祝ってくれたらそれで十分である。親しい友人から付き合いの浅い友人、会社の同僚や上司などにまで祝って欲しいとは思わない。もっと言えば、結婚式は挙げなくていい。

共働きで共に忙しい日々を送る中で、会場と日取りをどうするか、誰を招待するか、引出物は何にするか、招待状の発送と参加者の把握、お祝いの挨拶はどうするか、などなどに労力をかける余裕はないはずだ。それなのに世の中のカップルはよくやっているなと思う。僕には無理である。

お互いの親族を交えた食事会がベストだと思う。

2.子供を持つか否か?

これは最初に直面する問題だと思う。僕自身は子供が好きではない。もうこの時点で結論は出たと思うが、周囲の既婚者のエピソードは下記に書いていく。

例えば、子供が産まれたばかりのAさんとBさんは非常に激務でなかなか家に早く帰宅することが難しい。それでも専業主婦をしている妻に子供の面倒を見て欲しいから平日は早く帰ってきて欲しいと厳しく言われるらしい。

もちろん子育てというのは夫婦で共同でするものというのは大前提だと思う。ワンオペ育児がどれだけ大変なのかも想像できる。ただ、毎日定時で退社できるのであれば、言われなくても帰っているだろう。子供の顔を見たいのは父親も当然だと思う。要職に就いていたり、重要なプロジェクトを任されていたり、といった構造上の問題がほとんどだと思う。

自分自身に置き換えて考えたときに、夜遅くに帰ってきて、さらに子供の面倒までは見れない。自由な時間を確保できないのは、僕自身の価値観とはまったく一致しない。

もちろん子供が欲しいということを悪く言っているわけではない。それも重要な価値観である。ただ、僕の価値観とは合わないというだけだ。

夫婦2人のそれぞれの時間は大切にしていきたいし、お互いが楽しめる時間というのも大事だろう。それらが子供を持つことによって著しく損なわれるのであれば、僕は子供を持つという選択はできない。子供がいるからこその幸福というのも僕は重要視はしていない

3.持ち家か? 賃貸か?

持ち家を購入する場合、住宅ローンを借りるというのが一般的な選択肢だろう。30歳で結婚して35年ローンの住宅ローンを借りた場合、完済するのは65歳だ。

このコロナ禍で業績悪化でボーナスがなくなった会社も多々あると聞く。賞与ありきで住宅ローンを考えていた人には痛手だろうが、そもそも賞与というのは、会社の業績によって支給されるものだから、賞与ありきでローン返済計画を組むなんてナンセンスだと思う。最近、コロナ禍で住宅ローン返済に苦慮しているというニュースもよく目にするが、当初の計画が甘かったと言わざるを得ない。

いまだに持ち家志向が強いのが不思議でならないのだが、35年も経過していたら新築で購入した物件も経年劣化しているだろう。地震や洪水などの災害もある。

平凡なサラリーマンでも夢の新築一軒家が買えますよという幻想を抱かせているだけのように思う。非常に危険だと思う。お金持ちはどんどん買えばいいと思うが、ごくごく平凡なサラリーマンっは賃貸一択だと思う。飽きたら引っ越しできるしね。

4.最後に

ここまで書いてきても、どれだけの人が共感できるのだろうかとやや不安ではあるが、共感できる人も中にはいるかもしれない。

上記から僕が考える結婚の最適解は
・結婚式は挙げない
・子供は持たない
・賃貸物件を借りる
である。

やや乱暴な表現ではあるけれど、リスクの回避はできると思う。お互いがある程度は自由な時間を確保できるだろう。

これは僕が考える最適解だから、異論反論はあるだろう。あくまで結婚願望のない僕が考えた最適解であって、これであれば結婚しても良いかなあという感覚である。

上から目線だなあと感じるが、そもそも僕みたいなもんと結婚したい人がいるかどうかはまた別の話である。もしそんな人がいれば、という謙虚な姿勢である。

余談だけれど、上記で書いたことは価値観の問題で、色々な考え方があるのは承知の上である。それらを否定するとわけではないということだけ最後に述べておく。

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