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君たちはどう生きるかスピリチュアル的考察!

(※この記事は君たちはどう生きるかが公開された当時アメブロに書いたもののコピーです。)

私は本当にこよなくジブリ作品を愛しています。
めちゃくちゃ好きです♡

先日「君たちはどう生きるか」鑑賞してきました。

ショッピングモールの映画館でしたが、見た後に速攻で帰宅して6時間爆睡しました。


私の場合、神社仏閣やパワースポットに行ったあとに眠くなるのと同じ現象がおきたわけですね。笑


それくらい高波動な映画であることは間違いないです。


でも、面白いですか?と聞かれたら「うぅーーん…」と唸ってしまいます。


「面白い、面白くない」という枠の中には到底おさまらない作品でした。


正直、めちゃくちゃ難しい作品と言わざるを得ません。おそらく、あえて理解しきれないように作られているので、理解するより感じきればよい作品だと思いました。


理解できなくても鳥肌がたったり、胸騒ぎがしたり、熱くなったり、訳の分からない涙が出たり…


恐らく、絵の1枚1枚に込められた意思や熱意やエネルギーの量が尋常じゃないからだと思いますが、とにかく終始圧倒されますし、感情が揺さぶられます。※これより先はネタバレ注意です!!



この映画は宮崎駿監督そのものだと思いました。


「君たちはどう生きるか」の中には、これまでのジブリ作品を各所に感じる要素があります。


さらに大叔父様は13個の積み木を積み上げることで理想郷を作り上げていました。



これまで宮崎駿が手掛けたジブリ長編映画作品が13作品であるため、私は大叔父様は宮崎駿だと解釈しました。



宮崎駿監督は、これまでの作品を創作する間は理想郷の中にいたとおもいます。想像の世界に没頭するわけですから作品づくりをしている間は理想郷を生きていたのでしょう。



私はジブリ作品を見れば見るほど、なんて愛に満ち溢れた美しい世界なんだ!まさに理想郷だ!と思ってきました。


だけど、眞人は積み木を積み上げることは選択しませんでした。現実の世界は争いだらけでもうすぐ火の海になる。だけど、世界が悪意に満ちていても、自分自身が悪意を持っていても、そのままで友達をみつけて現実世界をよりよくしていきたい。という答えを出しました。

(この時の眞人はもうアニメを超えて実在する意志を宿していると思いました。キャラクターではなく、1人の人間にしか見えない。)


私はこれまで、宮崎駿監督の描く作品は、愛と美しさに溢れすぎていて恐れ多いといいますか…

自分の生き方をどうしても問われてしまうので勝手に後ろめたさまで感じることがありました。


アニメに対してストイックな姿も有名なので、もし宮崎駿監督と直接はなしをしたら、私の生き方的に罪悪感で目を合わせて話せないかもしれないとすら思ってきたわけです。



だけど、宮崎駿監督が最後の作品で

「主人公が悪意に染まったこの世でも友達をみつけて、より良くしていく覚悟をした」という物語を描いてくれたことで


あぁ、宮崎駿監督は「君たちはどう生きるか」と問いかけたうえで、若者の覚悟を認めて応援してくれるんだなと思ったんです。


きっと、直接もしもお話できたとしても怒られたりするわけじゃなくて「あなたは美しい」って言って抱きしめてくれるんじゃないかとすら思えたわけです。



久石譲さんの音楽も、主題歌の地球儀も素晴らしかったですし、作画の1枚1枚に魂が込められていました。スピリチュアル的に言うとすれば高波動な作品であることに間違いありません。


アニメの面白さを超えたところに、この作品はあります。


宮崎駿監督と同じ時代に生きられていることは、宇宙からの祝福だと思えてなりません。


この世界は美しい。

だけど、その美しさは醜さや悪を否定した先には有りえません。それは生命の真理であり、宇宙の法則の核でもあります。



そのことを全てのジブリ作品を通して私は教わりました。


感謝してもしきれないです。
本当に幸せな時間でした。







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