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会社で出会ったパワハラな人

この人は、いわゆるパワハラな人でした。

ひどい人でしたが特に恨んではいません。というより、正直どうでもいいと思っているのですが、一つのショートエピソードとして紹介したいと思います。

私は、とある会社で、とある部署に配属されました。

通常であれば、上司が、「今日から来た新人です」くらいは最低でもみんなに紹介すると思いますが、私がそこで教えられたのはただ一つのことでした。

上司「君の席ここだから」

それだけです。

そこには代表電話がありました。

初日から電話がガンガンかかってきます。

考えてもみてください。

その部署に誰がいるのかもまだ知らないのです。当然、どこに座っているかも分かりません。

当然、電話の主は「○○さんお願いします」と言ってきます。

そのときにはじめて、「この部署には○○さんがいる」ということを把握するのです。

そして周りの人に、「○○さんってどこに座っている人ですか」と聞いて教えてもらうことで、はじめて「○○さんの顔と所在」が分かるのです。

正直、「ナニコレ、これが社会なのか(汗」と思いました。

どこのブラック企業かと思うかもしれませんが、誰もが知っている大企業です。

OJTにもほどがあるだろ!と思いましたが、そんなこと言ってもはじまりません。
(私は、エヴァンゲリオンの初号機にいきなり乗せられたシンジ君の気持ちをここで初めて真に理解したのです)

おそらく、その企業は昔ながらのやり方をずっとやってきたのだと思います。駄目な組織はいつまでも駄目なのです。

もっとも、この上司はその中でもかなり特殊でパワハラ力が突出していました。

あるとき、その上司に私の評価を書いてもらわなければならない機会がありました。これは人事部からの依頼です。書式も決まっていました。

私はその上司に書いてくれるように頼みました。

しかし、断られました。

彼曰く、「自分で書け!」

私「いや、なんでやねんっ!!(笑)」

と思ましたが、この上司に言っても仕方ないと、さっさと切り替え、

自分で自分の評価を書きました。

「うーん、これはできているかな。よし、こう書こう!」とか考えながら、その上司に見せることもなく提出しました。

人事からは別に何も言われなかったので、まぁよかったです。

しかし、上司はこんな感じですし、組織も極めて無駄の多い組織だったので、詳細ははぶきますが、さっさとやめることにしました。

私はこのとき、「会社を首にする」という概念を習得しました(笑)

よく「石の上にも三年」とか言いますが、早めに見切りをつけることも大事だと思います。

一方で、その会社にいる時間は大切にするようにしていました。一分でも無駄にはしたくはありませんでした。どの会社でも学ぶことや吸収できるスキルはあります。

この会社にはさっさと見切りをつけましたが、そこで吸収したスキルは今でも役に立っています。

読んでくださいましてありがとうございました!