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遠慮のかたまりとは言いますが

 お皿に残った最後の1つ。俗に「遠慮のかたまり」と言いますが、言葉の響きには何だか寂しさを感じます。出てきた時は全員の注目を集め、それぞれの言葉を以て共有されていた美味しさ。別の料理が届くと先程の興味はそちらに移り、気付けば一番美味しいタイミングはとうに過ぎている。。

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 餃子は中華料理のセットとして付いてくるイメージがあるからでしょうか、より一層そんなことを思います。そんな寂しい状況に置かれた餃子も大理石調の黒いテーブルの上では凛と佇んでいるように見えたのでカメラをパシャリ。カメラが得意な同僚曰く、黒の背景に白の皿が乗ったシンプルな構図が餃子に視点を集中させているだけとのことですが、いいんです。私はこの餃子にただならぬ何かを感じたということで。

 ところでこちらは野菜餃子でしたが、種の配合は店によって個性があって、かなり味わいが違いますね。中華は油を多く使うので、できるだけ具材は野菜多めの方が嬉しいです。

 そんな私がおすすめするのが中華チェーンの幸楽苑で売っている冷凍餃子30個入り(630円)です。ニラとにんにくがよく感じられるので、何かのセットにしてもメインを邪魔せず、逆にこちらをメインで食べても十分に楽しめます。何より冷凍なので、焼けば完成のお手軽さは忙しい一人暮らしの方々にはぴったりです。

 この餃子が食卓に並ぶ時は私がほとんど食べてしまうので、「遠慮のかたまり」は発生しません。

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