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学生を対象としたnote有料記事の無料プレゼントについて。

先日、Twitterにて非社会人の学生を対象としたnote有料記事の無料プレゼントを行った。

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無料プレゼントを行ったのは以下の【坂ダッシュ】に関する記事。

今回は180名近い学生の応募(引用リツイート)があり、実際にTwitterのDMで160名ほどそれぞれ時間をかけてやりとりをして、その160名の学生に坂ダッシュの有料記事を無料でプレゼントした。

今回のプレゼントを通じて感じたこと、学んだこと、これをやるに至った経緯、今後の無料プレゼント計画続編について以下に綴る。

そもそもなぜnoteの内容が有料なのか?

今は様々な情報が溢れており、YouTubeやブログなどで簡単に情報が手に入るようになった。

書店では書籍、ネット上で電子書籍の販売も盛んである一方、こういった多くのネット上にある【無料の情報】にアクセスできるようになった。

そこには、時に間違った情報が拡散されているケースも散見されており、今後はより良質の情報(自分にとって有益となりうる情報)を自分でキャッチしていく能力が重要なのかもしれない。

私は昨年からnoteを初めて、年間で100本の記事を書いたが(3.65日に1本のペース)、100個も書いていると日記のようなものもあれば、何かのテーマについてまとめた記事まで多岐にわたる。

そして、執筆途中に「これは有料の価値があるな」と私が感じたものは全て有料で販売することにしている。大事なのは、有料記事とはいえ、そこに

・新規性(独自性)があるか
・オリジナリティ(自分のストーリー)があるか
・エビデンス(論文などの裏付け)があるか

の3つを重視していて、私のnoteの有料記事のほとんどの内容にこれらが該当するので「無料ではもったいないなー」となる。

特に新規性の部分。要するにその情報が広く世に出回っていないということであり、実際に私の有料記事はそこそこ売れている。

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無料プレゼントにいたる経緯

noteの有料記事は通常、自分のクレジットカードを登録して、それで有料記事を購入するという流れになっており、メルカリのコンビニ払いといったリアルの都度払いのニーズに対応していない。

そのようなことから、クレジットカードを持っていない多くの学生はnoteの有料記事を購入することが困難である。

なかには、親や兄弟などにお願いをして、親のクレジットカードを登録する人もいれば、学生でもクレジットカードを持っている(ある一定の収入や社会的信頼度がある)人もたまにいるが、それは極々少数派である。

特に私が記事を書いているスポーツのトレーニング法に関する内容を高校生 / 大学生といった学生が読むとしたら、部活と勉強に時間を大きく割いている限りは、クレジットカードを持っている人はかなり少ないと思う。

ということで、ほとんどの学生選手は私のnoteの有料記事を購入することができないのではないかと思う。今回160名の学生とDMでやりとりしてみて、やはりそういう人が多いということを学んだ。

※デビットカードのようなものを作ってnoteを購入するやり方もググれば出てくるが、親御さんをなんとかして説得させようとか、親御さんに内緒でそういうものを作る、ということは、自分でお金を稼ぐことを経験するまでは正直あまりオススメできない。


そういった状況ではあるが、↑の坂ダッシュといったスプリント系のトレーニングの記事は一般性の高いトレーニングであり、競技レベルに関係なく老若男女に効果があると私は思っている。

つまり、こういった一般性の高いトレーニングの記事(それでいて新規性が高いなら尚更)はより多くの競技者に読んでほしいと思っているが、そこで有料記事であるというジレンマ(矛盾)が発生するので、noteの有料記事を買うことが容易ではない学生を対象に今回無料プレゼントを行った。


DMでのやりとりでわかったこと

今回の学生の応募(引用リツイート)は総数180名程度
→ 想定していたよりも多かったので、嬉しい反面、以下のDMに結構時間がかかった...(DM返すの遅くなってすみません...)


DMのやりとりをしたのは総数160名程度
→ 1人に1分かけるとしても160人に返そうとしたら160分はかかる。定型文を作るところと、自分の文字で打ち込むところと使い分けて。学生のリアルな現状や、声を聞けて良かった。


女性の応募はかなり少なかった(40人に1人ぐらい)
→ 私のTwitterのフォロワーは6,000ぐらいであるが、おそらくこの中にも女性はかなり少ないと思われる。

一般的に女性よりも男性の方がトレーニングやランニングシューズについてのマニアックな話が概ね好きであるという傾向があると考えている。

例えば”駅女”と呼ばれる人は、その人が好きな選手本人に興味はあると思うが、その選手がどんな内容のトレーニングをしているとか、そのトレーニングを自分もしてみよう、ということにほとんどならないと思う。

逆に男性は、トップ選手のメニューは参考にはするけど、そのトップ選手のファンであるかというと、そうでもないケースも結構多い。


箱根駅伝出場校の選手もそこそこいた(日大 / 帝京大 / 筑波大 / 拓大 / 国士舘大 / 大東大 / 日体大 / 上武大 / 慶應大 / 駿河台大 / 城西大 / 明大など)
→ その中にはもちろん13分台の選手など競技力の高い選手もいた。ある大学の選手は、私の正確な名前もちゃんと認識してくれている学生もいて敬意を抱いた(とても丁寧な学生だと思った)。

ちなみに、東洋大や駒沢大といった強豪校の駅伝チームではTwitterが禁止?されているそうなので、そういったところの学生からは当然ではあるが応募はなかった(発信が届いて欲しかったけど...^^;)。


高校生の5000m14分1桁〜14分20秒台もチラホラ
→ DMのやりとりをした翌日にとある新人駅伝で優勝していた選手もいて、その駅伝の結果はリアルタイムで「自分ごと」として捉えるようになった。やはりDMでの交流や情報交換はある程度手間はかかるが有益である。

5000m14分ちょっとの高校2年生の選手も何名かいたので13分台を楽しみにしています。ちなみに↑同様の理由でTwitterが禁止されている高校の選手には発信自体が届いていないので、この無料プレゼントの対象にはならなかった。


昔のロードレースで私と一緒に走っていた選手がいた
→ 私は2017年にとある5kmロードレースで現明大の鈴木聖人選手を追いかけたことがあるが、それは最初の1kmだけで最終的に私は5kmで17分かかった。笑

そのレースで私と一緒に走っていた当時の高校生が今回応募してくれた。彼は今関東の大学で活躍しているが、高校時代の最初は16分台だったらしい。今は13分台なので、素晴らしい伸びだといえる。

ちなみに彼はその5kmロードレースで私と一緒に走ったことを少し覚えてくれているそうだ。そして、彼の高校時代の先生は、私のnoteを見てくださっているのでそれも含めて嬉しく思う。


高校生と大学生が半々ぐらいで中学生はほぼいなかった
→ 今回は男性の応募がほとんどで、高校生と大学生(院生含む)がほぼ半々で、専門学校生もチラホラ。中学生の応募はほぼなかったが、記事の内容は中学生にも知ってほしい内容だったので、次回のnote記事無料プレゼントには多くの中学生の応募を待っています。


沖縄から北海道まで
→ 沖縄の学生から北海道の学生まで応募いただいた。住んでいる場所に関わらずこうやってプレゼントできるのは「電子書籍?」の強い点である。これが実際の書籍の無料プレゼントだったら、3名にとか10名にプレゼントとか制限があったとと思う。


家の近所の選手も
→ 私の家の近所の高校の選手が応募してくれた。そこそこ速い選手なので、今後の活躍が楽しみであるが、休みの期間は地元で一緒にトレーニングしてください。笑


練習の相談に乗る選手も
→ これは結構重要なことであるが、今回応募してくれた学生の中で、「指導者がいない」という学生が結構多かった。そういう人は市民ランナーがやってる練習の内容を研究したりと色々試行錯誤している。

そのような学生たちに今回の記事のプレゼントができてことは意味があることなのではないかと思うし、実際にそういった感想も多くいただいた。そのようなことから、今回のような無料プレゼントは今後も学生を対象として行っていきたいと考えている。

また、今回の有料記事に書いてある内容の坂ダッシュは、1人で継続的に行えるハードルの高くないトレーニングだと思うので、指導者やトレーニングパートナーがいない選手には最適の内容であると思っている。

また、DMでもやりとりで練習内容の相談を受けたり、アドバイスをするケースがチラホラあった。さすがに、1度に100人とかからそのような事態になればパンクしてしまうが、できる限りのDMの返事は今後もしていきたいと思う。


速い選手ばかりでなくそのほとんどは非エリート層
→ 今回1番感じたのがこれである。これは市民ランナーもこのようなピラミッド型になっているということが当てはまる。

サークルで走っている人、非学連競技者、トライアスロンの競技者、競歩、投擲系の人、近代五種で独学でランニングの競技をしている人など様々。そして、先ほども述べたように「指導者がいない」人が結構多かった。

テレビや記事でみる学生選手のほとんどがトップレベルの選手である一方で、ほとんどの競技者はトップレベルの選手ではない。


それでもレベル関係なくどんな選手にも読んで欲しいし役に立って欲しい
→ 今回の無料プレゼントをやりたいと思った1番の理由はコレ。私はどんなレベルのランナーも、どんな年齢のランナーも所属も性別も職業も宗教も関わらず、ランニングに携わるほとんどの選手(記録を伸ばしたいと思っている人たち)に対して、↓の記事が届いてほしいと思っている(矛盾しているようだけど有料にしている理由は冒頭に述べている)。

また、治療院の先生にもこのご覧になっていただき、私がその先生の施術していただいている時にこの記事に対して高評価を頂いた。

バイオメカニクス(生態力学)、運動生理学、そして治療現場や理学療法士から見てもこの坂ダッシュのトレーニングは中長距離走のオススメのトレーニングであるといえるのかもしれない。


160名とのDMは大変であるものの今後も続けていきたい

無料プレゼントの対象が100名を超える時など、アンケート方式やフォームへの記入といった効率的な「さばき方」も時には必要かもしれないが、機械的な選別よりも1人1人とのDMでのやり取りには大きな意味があると今回感じた。

実際に私は睡眠時間も減って、その期間は朝練をする回数も減ったし実際に体調を崩してしまった。

でも、それはそれでいいと思う。

時間というものは有限かつ"トレードオフ"。

何かを得たいなら(多くの学生とDMをしたいなら)、何かを失わなければならない(時には睡眠時間や朝練を削らなければならない)。

今後も学生を対象としたプレゼント企画:学生へのシューズの無料プレゼント(noteの有料記事の売上で買ったドラゴンフライとかネクスト%とか)、そして次のnoteの有料記事の無料プレゼントを考えている。

時間は有限であるが、アイデアは無限である。しかし、それを実行しなければ"机上の空論"で終わってしまうので、睡眠時間を削ってでも得られるものを今は大切にしたいと思う。

(有料購読していただいた方 / 学生でこの記事を読んだ方々の引用リツイートの内容は↑からご覧になることができます)

※もし、この記事をまだ読んでいない学生がいたらTwitterで私をフォローして

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