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家も人の健康と同じで「予防」が大事。「予防そうじ」のススメ

以下の動画は、前回お届けした記事でもご紹介した、やまぐちせいこさんの「掃除したくなる。平日の朝、お掃除ルーティン。」である。

平日朝に、リズムよくテキパキと掃除に取り組むやまぐちさんの様子が参考になる動画である。禅寺で作務に取り組む修行僧との共通点についてご紹介した記事がこちら。

1.なぜキレイなのに、掃除をするのか?

その記事を書きながら気づいたのが、こちら。

照明の傘の部分やレンジ回りなど全て手でふいている。キレイなのにふいている。

掃除は「心も部屋もキレイにする瞑想」である

そう、きれいなのにふいている。一般的に、掃除とは汚れているところをきれいにする活動である。ウィキペディアでも次のように書いてある。

掃除(そうじ)とは、掃いたり拭いたりすることによってゴミやシミなどの汚れを取りのぞくこと

ウィキペディア

やはり、汚れているから掃除をする。

2.「予防そうじ」と「事後そうじ」

しかし、この本に出会って、汚れていなくてもする掃除があると分かった。それが、こちら。

出版当時、羽田空港で掃除の仕事を22年間していた新津春子さん監修の本。新津さんは、NHKプロフェッショナル仕事の流儀でも紹介された方。

この本によると「予防そうじ」は、

汚れが軽いうちに、汚れないように対策すること。特別なことをする必要はなく、「ついで」に汚れを防止します。

これに対して、いわゆる掃除のことを「事後そうじ」と言います。事後というのは、

汚れた後に掃除すること。

だから。

3.「予防そうじ」をすると「事後そうじ」が減る

予防そうじは、ひどく汚れる前、あるいは汚れが少ないうちに掃除すること。だから、上記のやまぐちさんのように、流れるように軽やかにテキパキと掃除ができる。

こすったり、特別なものを使ってする掃除ではないので、時間がかからない。汚れが付かないから気合を入れてする必要ない。「予防そうじ」だから軽やかに、リズムよく、そして楽しんでできるのである。

4.まとめ

「キレイなのにふいている」の疑問は、「予防そうじをしている」ということで納得できた。

ホコリがたまらないうちに、ひどく汚れていないうちに、さっと掃除する。あなたもその方が、時間がかからないことを知っている。習慣にしてしまえば、気合も力もいらない。

家も人と同じと考えて、大きな「病気」にならない小さな「病気」のうちに治療する。その方が、早く治る。

そもそも家も大事な家族。「予防そうじ」で大事にしたい。


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