ひとまわり前の私へ。

アンジェラ・アキさんの「手紙~拝啓 十五の君へ~」

おすすめ動画に上がってきたので、久々に聴いてみた。合唱コンクールでも歌い、銀賞を獲った、ある意味思い入れのある曲。まあ、このときは14歳だったけど(笑)

この曲は、30歳だったアンジェラさんが、15歳の自分に宛てて送ったメッセージらしい。確か。

自分はまだ30歳になってないけど、15歳の自分に手紙を書くとすれば…↓↓↓↓

拝啓 15歳のあなた

お元気ですか。あなたは多分、そこそこ元気に尖り散らしてると思います。

忠告するとすれば、もう少し積極的に課外活動、対外関係に目を向けると人生が豊かになると思いますが、まあ今のままでもなんとかのうのうとは生きて行けると思います。そのかわり人間関係で苦労し、精神科のお世話になることが数回…ってこれ、のうのうとは生きていないか。とにかく、最低限の人間レベルには、積極性を培ったほうがいいかと。自分を守るためにね。

あなたは高校生になっても、将来の夢や目標が見つからないから、今後何のために生きてるかわからなくなることが度々あります。そして、高校生になってじき、死への漠然とした不安を抱えつつ生きて行くと思います。でも、今でも目標なんて見つかってませんし、死への不安はひとまず考えないように現実逃避をしてます。だけど、あの頃は母に教えてもらっても難しくてわからなかった、さだまさしさんの「いのちの理由」が、なぜか響くようになります(笑) あと、逆に目標がないから幻滅することがないというメリットはあります。

自分を守る、でいうと、自分の身は自分で守りましょう。勉強や仕事、目上の方への振舞い方を教えてくださる方は山ほどいらっしゃいます。でも、あなた自身のメンタルの弱さへの対処法を教えてくださる方は、1人もいません。

「困っているときは相談すること。」これは、仕事等が滞ったときに対処法について相談しろということであって、「〇〇さんと相性が合わない」、「仕事がきつい」など、個人の主観に対しては他人はわからないので、自分で対処しなければなりません。解決策を考える、逃げる、限界まで耐える。この3つになるでしょう。あなたは弱いので、後2つに直面したら確実に体調を壊します。だから、消えたくなることが度々あります。↑と矛盾するんだけどね。その時は…まだどうしていいかわかりません。

でも、苦労性のあなたなら、このくらい、想定できているよね。それでいいのかも。自分には、確実に不運が多く訪れる、苦しいことが幾度となく押し寄せる。その心づもりができているのとできていないのでは、幻滅度合いが違うから。いい方法、見つかればいいな。

不運、苦しいこと。まずは自身の先天的なスペックで苦労します。

あなたは14歳の時に言われましたよね、中学の友人と下校しているとき、偶然すれ違った、違う中学に通う、小学校の同級生に。「あんたは、大して頭もよくない、顔もよくない、何もいいところがないのに、こんな綺麗なお友達が一緒に下校してくれてるなんて、ありがたいと思いなさいよ。」って。

10年以上たった今でも心に残っています。私だけかもしれないけど、されたことって、忘れないんだよね。特に心当たりがあることだと。自分に自信があるタイプではなかったから。この人が言った言葉が駆け巡り、自己肯定感のない、卑屈な大人になります。そして、極度の男性恐怖症になります。「女性は自分より劣った人でも(引き立て役でも純粋に仲良くしてくれる人でも)かかわってくれるけど、男性はメリット(美女、金持ち)がないとかかわってくれない」と信じ切り、男性不信になります。それが、社会人になるまで続きます。(社会人になったら、大事なビジネスパートナーとして尊敬できる人に大勢出会います。)

社会人数年目になって環境が大きく変わります。それに伴い、なるべく自分を卑下することをやめました。安心して。あの時言われた「言葉」は揺らぐから。そして、自分を卑下する人は、他人から見下されます。見下されることが嫌で自己防衛のために自分を卑下しているあなたにとっては本末転倒だよね。綺麗ごとはいわない。ありのままの「わたし」、そして「あなた」が良いとは思わない。でも、メリデメを考えたとき、自分を卑下することはデメリットでしかないから、卑下しない。その論理で良いのではないかと思います。

長くなりましたが、これにて手紙は終わり。今後起きるその他の細かいことは、乞うご期待だね。


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