見出し画像

祖父に教わった遊び

こんにちは、すうじょうです。さて、今回は数日ぶりの自分の経験や思いを語るエッセイです。内容は主にタイトルの通り、私の祖父との話です。

--------------------------------------------------------------------------------------

これは、私が小さかった、そう小学生のころ話。そのとき私は、祖父母の家に泊まりに来ていた。当時は今と違って、ゲーム機を持たずよく祖父の話を聞いたりしていた。と、いっても何回も話すと時折ネタがかぶって、「それ、聞いたことある」状態になったが、懸命にも当時の私はそれを指摘して話を終わらせることはせず、しっかりと話を聞いた。同じような経験のある人は多くいるのではないだろうか。

祖父の話は、主に彼の人生の話で、過去の話だ。私の祖父は、戦争末期か戦後のぎりぎりに田舎で生まれ育ったので、戦争の話ではなかったと一応言っておく。その話については、またいつか書くかもしれないが、今日の本題はここではない。

たまに、祖父から遊びを教えてもらうのだ。と、いってもそんなに古めかしい遊びではなく、祖父にはよく似合うものだった。

1つ目は、将棋だった。ちなみに、祖父はただの素人でプロでもアマチュアでもなかった。祖父から駒の初期配置と動きについて教わり、実戦形式でルールを教えてもらった。なので、たまにルールを間違え、指摘されたり王手がかけられていることに気付かず言われて気づくことがたびたびあった。まあ、小学生だからそんなものだろう。勝率はおそらく6割くらいで若干勝ちが多かった印象です。私は、近年大活躍中の藤井聡太現二冠ではないので、そこから急成長してということはなく、今でも凡人のままだ。アマチュアレベルの能力もなく、アプリなどのAIにはほぼ負けるような弱い人間だ。理由は最近プロの将棋の解説を見て気付いたが、1手2手先のパターンを少ししか読めず、かつ自分が相手の駒を取ることは考えるが、取られる可能性をあまり考えることができていないこと、定石を知らないこと、駒の価値を正しく認識していないことなどが挙げられると思う。話が脱線したが、祖父からは将棋のルールを教わり、1つの遊びを知った。少し書いたが、今でもたまにアプリでCPUと対戦する。

2つ目は、トランプゲームだ。と、いっても祖父が知っていそうなものしか遊んでいない。はっきり覚えているのは、王道のババ抜き、七並べだった。あとは、ローカルのトランプゲームもいくつか遊んだが、あまり覚えていないのでここでは割愛する。これは、まあ祖父に教わる遊びとしては将棋も王道かもしれないが、それよりも王道な気が個人的にしている。その後、一人で調べた時に大富豪やジジ抜き、スピード、ブラックジャックなどの存在を知っていった。

3つ目は、意外なものだが聞くとなんとなく納得してもらえるのではないだろうか。ナンバープレート(ナンプレ、数独)である。祖父は脳の劣化防止のためという名目のもと、本屋で買ったナンプレの本を解いて楽しんでいる。ある日、気になって見つめていた私にルールを教えてくれ、取り組ませてくれた。一番最初の印象はもう覚えていないが、おそらく苦戦したと思う。今振り返ると、これが3つの中で今でも一番遊んでいる。というのも、暇な時間に比較的楽に取り組めるからだ。また、気軽に中断ができるところも大きい。今はスマホにアプリを入れていて、空いた時間に取り組んでいるからだ。今では初めにやった時よりも少しは上達したと思う。

このように祖父からは多くの話とともに私に遊びを教えてくれた。ちなみに、こういうときに出てきそうなめんこなどの古き良き遊びはインターネット上のゲームで初めて存在を知った。自分も将来は楽しい遊びを人に教えられるような人になりたい。

--------------------------------------------------------------------------------------

以上、私の記憶と経験を伝えるエッセイでした。では。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?