作業療法士が教習指導員として働き始めてみた!Part2:作業療法士を辞めた?!


教習指導員の資格を取得した、作業療法士(OT)です。

 前回の投稿では、総合病院でOTとして勤務し自動車運転支援を行っていたこと、これからの投稿内容について記載をさせていただきました。

 今回は、サブタイトルにある内容について私の想いについて記載していきたいと思います。

 「OTはどんなところにいる?」と養成校の学生さんに質問したことがあります。
返答は、病院、介護保険施設…などなどが挙がってきました。多くは医療機関や介護保険施設などという認識であることを、肌で感じていました。

 そして…
 「12年間務めた総合病院を退職し、自動車学校へ転職する」と周囲の人に話したところ…
 反応は様々でしたが、その多くは

“なぜ?”、“畑違いでは?”、“国家資格がもったいない…”、“病院の方が安定していると思う…”
という反対意見やが多かったことがとても印象的でした。

 実際、私の周りにも新たな資格を取得しOTとしての活動を拡げたい!
と考えて活動しているOTも、なぜOTを辞めるのか?と周囲の方から言われた経験がある…ということも聞いています。

 長くなりましたが…
 「私はOTを辞めていない!!OTとして自動車学校で働くんだ!!!
というのが私の答えです。

 しかし、上述した通り周囲の人がなぜそういったか?という点もとても理解できる気がします。
 養成校の学生さんでも、医療機関や介護保険施設を挙げていたように、
 リハビリは病院でするもの、介護保険施設でマッサージや体操をしてくれる人…という認識が多いかと感じています。

 さて…なぜ、自動車学校勤務でもOTであると考えているか。
 という点についてですが、

もともと疾患を患った方の自動車運転支援を病院時代に行っていました。
 安全に運転が可能であるか?病気の影響はあるか?という評価ももちろん必要ですが、
対象者がこの先に自動車運転ができなくなった時に、どのような移動手段があるのか?家族でフォローするのか?公共交通機関などの社会資源を利用するのか?など生活に寄り添った“移動支援”を行っていました。

現在の自動車学校では、医療機関からの評価依頼を受ける窓口としての活動や、担当教習指導員へ医療機関側からの評価内容と予測される問題について解説を行う活動、地域の高齢運転者に対してどのように長く安全に運転を行ってもらうか?という点で、“移動支援”を行っています。
また、その他に発達障害の方の新規免許取得についての体制作り等を行っております。
特に地方での社会参加には、まだまだ自動車での移動が必要とされる中、“移動支援”に取り組むことで生活支援に繋がっていると考えております。

日本で初のOTでの自動車教習指導員という立場ですので、いろいろな取り組みや自動車学校×医療についても活動していきたいと思っております。
 自動車学校の関係の方、医療関係の方からたくさんのお声かけや依頼、要望など受けさせていただければ…と思っております。

 上記が、私がOTとして自動車学校で務めている!といえる部分であると思っています。
さらに、OTの活動は多岐に渡ることを先人の方々は示してくれている通り…

「社内でのヘルスケア活動」、
「未来の自動車学校に必要な人材を採用」、
「働き方改革への取り組み」、
「自動車学校という施設をどのように地域と結びつけるか?」

という点についても、当社社長を含め様々な方と取り組みをしております。


 今回は、ここまでになります。
次回以降も、今回触れられなかった部分などをテーマごとに投稿していきたいと思います。
また、#自動車学校での取り組みについて、#病院から中小企業に入ってみて感じたこと、#個人の取り組みについてなどについても今後投稿していくことを考えています。
 ぜひ、今後ともご拝読いただけますと幸いです。

よろしくお願いいたします。

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