作業療法士が教習指導員として働き始めてみた!Part26:受動的から能動的な教習生への一歩

こんにちは。
教習指導員の資格を取得した、作業療法士(OT)です。
教習指導員としてOTが自動車学校で働くのは日本初!!です。

前回は、自動車学校における“現場力”について書かせてもらいました。
今回は、“受動的な教習生から能動的な教習生への一歩”について書いていきたいと思います。




~高校生卒業時という区分~

自動車学校にくる教習生も、
教習に対して能動的な方もいれば、受動的な方もいます。

今回は冬~春先にかけて、
免許取得の需要が高まる高校生を中心として記載していきたいと思っています。

現在、私が勤務する自動車学校の学科教習は
「オンラインによる教習」が主となっています。

この点も含めてまず、
高校生として区切った理由についてです。

高校生と大学生で大きく異なる点があります。
それは、「オンラインによる勉強の経験」と「試験の経験値」です。

高校生の場合、
オンラインによる勉強の経験が、大学生と比較して少ない傾向にあると考えています。
また、進学の方もいれば就職を選ぶ方もいます。
この違いの影響もあり、人生における試験の経験値も異なると考えています。

と、ここまで書いてきたことが高校生に絞る理由になります。




~受動的な教習生~


学科教習で習得できた結果は、仮免許前の試験と卒業前の試験と2ポイントで効果測定を行います。
オンラインでも、リアルでの教習でも教習生個人の勉強が必要となるわけですが、

オンラインで行われた場合、
教習指導員とも画面内で顔を合わせればいいわけですから、
教習指導員として、勉強の量や方法を認識することが困難な部分があると感じています。

効果測定で、一定の結果が出されるので
その時点で合格できなかった教習生は、勉強の量や方法が十分であるとは言えない状況であると思います。

しかし、これに対して受動的な教習生は
問題点の把握および、実践の部分で改善が難しいのではないかと感じています。




~能動的への一歩目~


受動的な教習生が、
効果測定の結果から、能動的に変わることもあると思います。

しかし、それに当てはまらない教習生も中には存在します。
そのような場合に、相談窓口を設置するという対策を講じても…
受動的な部分が問題であるため、
自発的に相談にくるという事自体難しい場合があると思います。

受動的から能動的に変化するためには
テストの結果のような“きっかけ

それに対して問題提起や提案を行い行動変容のための
アシスト”が必要ではないかと感じています。

窓口の設置と併せて、教習生に対して導入を目的とした
インテーク的な関りができる仕組みが効果的であると感じています。

実際の現場で、取り組みを行いながら教習生によい物を…
日々取り組んでいきたいと思います。


本日は、ここまでになります。
次回も、感じた事などを書いていきたいと思います。

また不定期になると思いますが…
時間があるときに、覗きに来てもらえると嬉しいです。

それでは、良い一日を。

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