【SUZU Story】は、SUZU GROUPのスタッフがそれぞれの考えやお店での出来事、新潟への想いを語る企画。
Vol,3では、新潟の店舗を支える女性マネージャー、佐藤が働くことや職場についての考えを綴ります。

産後仕事復帰をするならやっぱり飲食店がいい。
長い期間、飲食業で働いてきたということもあり、産後に仕事を探すなら飲食業で、と決めていました。

SUZU GROUPに入社する前、別の飲食店でパートとして働いていましたが、“パートさん”は責任のある仕事はやらなくても大丈夫という方針の職場でした。
私は、そんな環境に少し物足りなさを感じながら、日々仕事をしていました。

2人目の妊娠を機にそのお店は退職。
その後、友人の紹介で、FARM TABLE SUZU（新潟市）にパートとして働きはじめたのがSUZUとの出会いです。「本気で働ける職場だよ。」と言われたのが、入社の決め手でした。

入社当時は子供が4歳と1歳で、保育園からの呼び出しによる早退や、急な発熱での欠勤は少なくありませんでした。
その度に申し訳ない気持ちで「すみません」と謝っていましたが、ある時、「そういう時は“ありがとう”って言おう！悪いことはしてない訳だし。」と、当時の仲間に言われ、気持ちがとっても楽になりました。

小さなことですが、子育て中の主婦には、子供がいることを受け入れてもらえる、緊急時には子供を優先させてもらえるのは、すごくありがたかったです。

家族のことを気兼ねなく相談できる職場って、こんなに居心地がいいんですね。

ある日は、仕事中に少し不満に思うことがありました。
当時店長だったスタッフに、相談（というかほぼ文句）したことがあったのですが・・・「自分でやってみたら？」とあっさり言われました。

その「自分でやってみたら？」の一言をポジティブに捉えた私は、そこから「やってみよう！」精神が爆発！なんでも挑戦！とりあえずやってみよう！と爆走していったように思います。（誰も止めてくれなかったので・・・）

FARM TABLE SUZUの仲間たちと「あれやりたい」「こんなメニューはどうかな？」と話し合って、分担して、行動して、一緒にお店を盛り上げていく。
そんな日々に、今までにないやりがいを感じました。

働いていて、
“自分の話を聞いてもらえる”
“仕事を任せてもらえる”
“承認してもらえる”
“ちゃんと怒ってもらえる”

何事もやっぱり1人ではできないし、そんな仲間たちと一緒だったから、家のことも仕事も、どっちも全力でできたのかなと思います。

現在は在籍9年目。その間、パートで副店長、店長と経験を積み、社員になりました。
店長になっても9時〜17時までの勤務。ディナータイムは信頼できるスタッフたちがお店を守ってくれました。子供の学校行事の日にはお休みをもらっています。

ただ“休みが取りやすい職場”という訳ではなく。
一人一人が仲間のことを考えて自分の働ける時間に精一杯の働きをする、同じ志で働くスタッフがいるという絶対的な安心感がある職場なのだと思います。

よく仕事の話を子供達にするのですが、下の娘（９歳）は、「大きくなったらFARM TABLE SUZUで働く！」と言ってくれています。（面接の練習までしました！笑）
楽しく働いているのが伝わってるのかなぁって思ってます。

SUZUの人たちは男性・女性とか、働く条件で見るわけじゃなくて、一人の人として見てくれています。

一昔前の一般論やイメージに、『主婦』というだけで“勤務時間が短い”や“土日は入れない”などお仕事する上でマイナスな面が多い風潮があったと思います。（私自信、求職中にそういう雰囲気を受けました。）

ただ、今一緒に働く主婦さんたちを見ていると、子育てや家事で培った忍耐力はあるし、教育の経験だって、段取り力だってある。日常の中で強化されたスキルがあります。
あと、なんて言っても心が広い。

お店を管理する立場としては、一緒にお店を作る上で、そんな人材がいるのはとっても心強いと思っています。

主婦さんに限らず、そんな“その人自身が持つスキル”を発揮しながら、お互いに大変な時は支え合って励まし合うことで仕事は楽しくなるんだな。と日々、感じています。
楽しいが100%ではないけれど、みんなとなら乗り越えられるし、成長し合える。最高の職場だと思っています。

自分の働き方は自分の行動で変えていけると思います。
自分の立場や条件で諦めちゃっている人は、もっと周りに助けを求めたり、コミュニケーションをとったりして、自分に合った働き方で働いてもらいたいです。
し、私はみんながそんな働き方ができる環境づくりをしたいと考えています。

佐藤 明理

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