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この日(2月14日)のためにタネをまいていた中学時代


「来る!そろそろだ!」

毎年この時期が憂鬱でしかたない。

冬休み、お正月は大好きだ
でもでも1月もなかばくらいから
ちょっと気持ちが落ちてくるんだよね。

なぜって?
あのねぇ誰が考えたか知らないけど
あのきれいな素敵な読むだけなら全然
苦手ではない横文字はやっかいでしょう。

いつもは甘いものが大好き
特に好きなものはショコラ
何となくかわいくしてみた w

でもこの時期になると
ショコラ、チョコレート、ビックリマンとかこれに
関連するワードは聞きたくないし遠ざけている自分がいる。

とりあえず女子たちにこれから少しずつ
アピールしてポイントをかせげばワンチャンあるかも。

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いやそもそも中学生の女子って
アルバイトしてないしできないから
そんなに財力もないからひとつ渡すのに
フルコミットするはずだ。

いわゆる本命にピンポイントの
ピンポイントで間違いなく仕留めにくるはず。

義理チョコの概念はほとんど
無いのではないかな?

「てか義理チョコって知ってる?」

そう記憶をほじくりかえしてみたけど
ちっちゃいチョコやそれに似た
お菓子的なのが飛びかっていたのを
当時見たことがない。

それでも僕ら(僕だけかも)はわずかな
望みにすべてをかけていてそれは傍から見たら
とてもこっけいで愛らしい姿だったに違いない。

たとえばいつもはだるそうにダラダラと
いるのかいないのか分からない幽霊部員と化した
部活動のもこの時はレギュラーと見間違えほどの動き風を見せる。

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しかし普段の運動不足がたたってあえなく撃沈。

今度は体を使わない芸術系はどうだろうか、
そう、いつもやっている風を見せつつ物かげに
かくれ居眠りざんまい寝たい放題の美術の授業。

ここぞとばかりにアジカンのCDジャケットを手掛けている
仲村佑介先生の女子うけすること間違いないあのタッチをまねてみた。

でも使い慣れていない手首が限界をみせて
だんだんと握力がけずられてチャイムがなる前に終了。

ここでもまさかの撃沈。

そしてどこからともなく聞こえてくる
「あきらめないで!」の無責任な声にも
「よっしゃぁ!!」とはならずにあきらめるしかない。

やっぱり付け焼き刃的になにかをやっても
うまくいかないしむしろボロが出る。

チョコレートがもらえる子は普段から
何かしていて努力しているんだものね。

思い出したようにタネをまいても急には
収穫ってことはありえない。

てことで仕切り直し、
「よし高校生になったら最初からやるぞ!」

あれ?僕、男子校だったわ。

ちーん。

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