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「ソーシャルワークのグルーバル定義と専門職としての価値」社会福祉のレポート作成の参考にどうぞ。

現在、福祉分野にてソーシャルワークに携わり、社会福祉士、精神保健福祉士、公認心理師を取得した拙者が下記の参考文献をもとに「ソーシャルワーク」について考察したレポートです。
 ソーシャルワークのグローバル定義(2014)の要点と従前の定義(2000)の違いについて整理し、ソーシャルワークの専門価値、ソーシャルワーク実践におけるクライエントとの専門的援助関係について重要な点についてまとめました。広く発信したいと考え、noteに投稿します。後半部分は有料です。(本文3342字)

✔ソーシャルワークのグローバル定義,IFSW&IASSW (2014)
✔相談援助の理論と方法第3版(I) 新・社会福祉士養成講座7(2018)中央法規,社会福祉士養成講座編集委員会(編者)
✔社会福祉士相談援助演習(2018)中央法規,一般社団法人日本社会福祉士養成校協会監修 長谷川匡俊,上野谷加代子,白澤政和,中谷陽明
✔西川ハンナ(2007),専門職と専門性 ソーシャルワーク実践における価値とその意義,日本社会事業大学社会福祉学会,第45回社会福祉研究大会報告,98-103

参考文献

1.ソーシャルワークの「グローバル定義(2014)」の要点と従前の定義(2000)の違い

(1) ソーシャルワークのグローバル定義とは
 国際ソーシャルワーカー連盟(以下、IFSW)によるソーシャルワークの定義は、2000年に採択されたものだが、この定義については、西洋中心主義だという批判や、多様性や発展途上国の実情をより尊重すべきという意見があったため、2014年7月、メルボルンで開催された国際ソーシャルワーク学校連盟(以下、IASSW)と国際ソーシャルワーカー連盟の合同総会にて新しい「ソーシャルグローバル定義」が以下の通り、採択された。

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