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変わりたい自分、肯定したい自分 Are you changer?

いまの自分に満足しているだろうか?
あなたは自分のことを好きだろうか?


私に触れて。
私を愛でて。

私はときにはしましまやゼブラ柄を布を纏っている。
私はフカフカしている。

あなたは、そんな私を見かけてため息なんかついて。
そして、投げ槍にどかっと私の上に寝転る。
そして欠伸をし、うとうとと眠りにつく。



さて、私は一体誰?でしょう?
当ててみて下さい。

ヒント、私は、生き物ではありません。

駆け出しのライターとして出会ったメンバーたちが、毎回特定のテーマに沿って好きなように書いていく「日刊かきあつめ」です。
今回のテーマは「#生まれ変わったら」です。

◆正解は‥?

正解は「カウチ(ソファ)」。

私は何になりたいか、ときかれ、怠け者の根っこがそうさせたのか、唐突に思いついたのが「カウチ」になりたいだった。

何故だ。何故だ。
ぐるぐる考えてみる。

生まれ変わったら何になりたいか?という問いかけに、私にははっきりした答えがない。だからといって自分が好きとか自分に満足しているというワケでは決してない。

またいちから苦労するのも嫌だなあ、楽しい思い出もあるが、辛い事も多かったし、考えれば考えるほど思いだしたくないことばかり。

モノを書いているとついつい人様より、恥的な出来事を大きく捉えがちだ。ずばり、これはネタになるからである。きっとモノカキの嫌な癖で手前味噌とか謙遜とかそう言った文化の影響からと思われる。決して胸を張って自分が正しい、なんて言えない、または言わせてはくれない性分がモノカキだから。他人様の共感を狙いたいからこういう発想に至る、とは大多数の考えである。世間のモノカキ人口は意外にとても多い。納得して頂けるのでは?

◆生まれ変わりたい?

「生まれ変わる」をgoogle検索してみると、上位に現状の自分を肯定したい類の案件がHitする。決して変わりたいわけではないようだ。
誰かや何者かになりたいようでなりたくない、しかしいまの自分達に失礼である、と言った感情が蠢くのか?現状の自分を受け入れることが、まあ、なりたい自分なんだろう、と私はダブル解釈した。掘り下げて考えてみると、案外複雑である。


私は、人様から何故か「癒し系」と言われる事が多い。もしかして烏滸がましいが、自分の和的な容姿がそう思わせるのか?実際の私自身はモノなんて書いているし自己顕示欲が強く癒し系でもないと思うけど。一応女性だから?人様にはそうみえるの?

謎である。

だからこそ、私は生まれ変わったらカウチになって誰かや何かを癒やして差し上げたい、と唐突に考えたのか。

きっと癒し系になりきれない自分を恥じての真相真理なのだろう。

度重なる親不孝、恋愛は出会いや別れを繰り返し、職場はコロコロ変わる、社会人としても未熟者、最近はコロナの影響からか友人知人もめっきり周りからいなくなった…?日頃の行いや心がけが悪いせいか?人様に迷惑かけてばかりを反省しきり。。

私はとにかく否定や拒絶をしないどかっとした堂々とした存在でありたいなあと、ふと思った。

私にとって肯定したい自分とはそんな自分のようだ。


たまにはどっぷり暗い気持ちに浸ってみて下さい。自分なんてまだマシ〜って思えるでしょう。
作家太宰治の「人間失格」
改めて読むとその根暗さにびっくり?まるで作家太宰治とお喋りしている気持ちになるこの作品。反面教師になるのか。

お笑い芸人で作家のピース又吉直樹さんも太宰作品をお好きだとか。
人間ってややこしい。感情の根暗と根明はつくづく表裏一体のようである。

大作家の気持ちに浸ってみようか。

編集:真央 →

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