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「ド根性カエル」


6歳の時の夏
当時住んでた埼玉県の埼玉放送で
「ド根性カエル」の再放送があり
毎週夢中になってみてた。

とある日のド根性蛙の放送時
主人公のヒロシが川でおぼれてる
子供の女子を助けるシーンがあり
俺もすごく焦ってしまった。
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ

そしてヒロシが川に飛び込み
女の子が沈んでしまった時
「息を止めて体の力を抜くんだ!」
そう叫ぶ!

この時俺は
何で息を止めて体の力を抜くのか
全然解らず「それで大丈夫なの⁈」
と不思議に思ってしまう。

しかししばらくすると
女の子が浮いてきて川から顔が出て
そのままプカプカ浮いてるから
「これで助かるんだ」と驚いた!

でもこの場面を見た俺は
「ヒロシじゃなくぴょん吉が
いつもの様に水面を走って行けば
簡単に助けられたのに」と思った

でも無事に女の子が助かって
ホッとしてしまった俺は
この後安心して寝る事が出来
朝まで熟睡する。
(´-`).。oOスヤスヤ


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【ヘレンケラー】


翌日埼玉放送で
「ヘレンケラー」という
子供向けアニメスペシャルが放送し
夢中になってみてしまった。

ヘレンケラーは
子供の頃の高熱が原因で
目が見えなくなり耳も聞こえなくて
声も出ない可哀そうな少女だった。

そしてこのアニメを見てる内に
だんだん自分が同じ状況だったら
とても怖くて恐怖で死にそうと感じ
見てるのが辛くなってきてしまう。
(ノД`)・゜・。

しかしヘレンケラーは
頑張って言葉を話せるようになり
耳も補聴器を使い聞こえる様になり
努力の末看護婦になれたのだった。

この事にとても感動したけど
やっぱり目も見えなくて耳も聞こず
声も出ないなんて凄く怖すぎて
この状況を想像して恐怖が抜けない

翌日学校に行きクラスの子達に
ヘレンケラーの感想を聞いたら
みんなヘレンの努力に感動して
誰も俺みたいな恐怖がなかった。
ショボ──(´・ω・`)──ン

この日の4時間目にプールがあり
流れるプールを作ると言うので
みんなでプールサイドにつかまって
同じ方向に進んでいった。


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【恐怖の溺れ】


しばらくみんなで同じ方向に進むと
だんだん流れが速くなってきて
止まってるだけで進むから
それが楽しくて仕方ない。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

そのままみんなで
プールサイドを回ってると
俺の足が全然つかない深い所があり
そこを手の力だけで進んでいった。

しかし突然プールサイドから
思わず手を滑らせてしまって
足がつかない深い場所で沈み
音が何も聞こえなくなった!

しかも目を開けられない俺は
「音もないし暗いしこれじゃまるで
ヘレンケラー状態じゃないか!」と
そう感じて凄い恐怖感が襲ってくる
ヒィィッ!!∑(;Д;ノ)ノ

でもこの時
ド根性カエルのヒロシの声で
「息を止めて力を抜け!」と聞こえ
とにかくその通りにしてみた!

すると本当にだんだん体が浮き始め
顔を水面に出す事が出来
目も開けられて綺麗な青空が見え
地獄の恐怖から生還できた!

この経験をした俺は
ヒロシの大ファンになってしまい
逆にヘレンケラーが嫌いになり
俺の中でヒロシが神に昇格した。


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