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記事一覧

#光る君へ第十八回
一条天皇の迷い、中宮定子の苦渋、藤原詮子の術数、伊周の惑乱、さわとの別れ、宣孝の再登場etc、etc…
しかしまあ、今回は「道兼」退場。
まさか彼の着地点がここになろうとは…
改心し、良い政治を行おうと決意したところからの暗転を自嘲う。
見せてくれました。

史実を離れ、史実に帰る:ドラマ評「SHOGUN 将軍」

史実を離れ、史実に帰る:ドラマ評「SHOGUN 将軍」

真田広之製作主演の「将軍」を見ました。
いやぁ〜、すごかったですね〜。
全10話たっぷり楽しませてもらいました。
最後の3話は一気でした。

賛否いろいろ言われていますが、美術やキャラクターの所作については本当によくできています。
もちろん「?」みたいなところもなくはないんですけど、ドラマの時代劇に比べたらはるかにマシです。
前半はその美術や人々の動きを眺めているのが1番楽しいと思える位でした。

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#光る君へ第十七回
女たちの策謀やら、まひろ・さわの友情やら、道長・まひろの想いやら、てんこ盛りの回ではありましたが、
道隆の妄執
に全部さらっていかれました。
その挙げ句、妻との良い感じでの最期のとき。
政治家としては「何だかな〜」だったけど、夫としては良い人だったんですな。

再現度はかなり高いです:映画評「シティーハンター」

再現度はかなり高いです:映画評「シティーハンター」

出張帰りの新幹線の中で視聴。
Netflixの鈴木良平主演の実写版です。

僕は原作は一応ラストまでフォローしています。
内容のほうはだいぶ忘れちゃってますけどw。
アニメは見てないですね。
個人的思い出はそこまで強くはない…ってところでしょうか?
(だからアニメファンの「Get Wild」騒ぎはピンと来ません)

キャラクターたちの再現度が高いのは事前の情報でわかっていましたが、作品全体としても

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#光る君へ第十六回
「光と陰」というか、「驕れるものは…」というか。
清少納言目線の煌びやかな道隆政権と、戸板一枚隔てたところに漏れ始める腐臭を描いた回。
「こらあかんわ」
と思わせるところが脚本の妙ですな。
それにしても道兼。
いきなり漢になっとるな〜。
あ、猫が出ましたね。

いやー、かなりレベル高いです:ドラマ評「寄生獣 ザ・グレイ」

いやー、かなりレベル高いです:ドラマ評「寄生獣 ザ・グレイ」

「新感染ファイナル・エクスプレス」のヨン・サンホ監督による「寄生獣」のスピンオフというか、アナザーストーリーというか…
日本に寄生獣が登場している間に、韓国にもまた…っ設定ですかね。

それにしても、まあレベルが高い
この監督ですから、アクションシーンの出来が良いのは予想がつくんですけど、人間ドラマとしてもなかなかのものです。

寄生獣に寄生されたクラブの客が惨劇を犯したことで、韓国では寄生獣対策

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#光る君へ第十五回
最大の見どころは、「推し」にハマった清少納言。
ファーストサマーウイカ最高w。
一条天皇ー定子の関係は理想的ではあったけれども、彼らのを支える政治基盤(道隆)は盤石ではなかった。
そこを道兼ー道長が突く…。
道綱の母をここまで引っ張るとは思いませんでした。

あの髪型は劇中じゃさほど気にはなりませんw:映画評「ARGYLLE/アーガイル」

あの髪型は劇中じゃさほど気にはなりませんw:映画評「ARGYLLE/アーガイル」

「キングスマン」シリーズのマシュー・ヴォーン監督による新スパイ映画。
劇場公開は見逃して、AppleTV+で観ました。

エリーはスパイ小説シリーズ「アーガイル」の著者。
作品の展開に悩み、実家への帰省途中の列車で殺し屋に襲われ、エイダンという本物のスパイに助けられる。
彼女が書く「アーガイル」は現実のスパイ活動を<予言>する内容になっていると言うのだ。
なぜ彼女が書く小説は現実のスパイ活動に繋が

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#光る君へ第十四回
兼家、堕つ。
栄華も冷酷も情愛も恨みも一身に受けつつ。
道隆の独裁が始まる…が、父ほどの凄みを出すことができるのか。
そして道長は兼家をどう超えていくのか。
それにしても桔梗(清少納言)の暴走っぷりがお見事でした。

#光る君へ第十三回
兼家退場へのカウントダウン。
相変わらずの盛り沢山でしたが、一番の見どころは「明子様」ではないか、と。
いやぁ、怖いわ〜。
清少納言に馬鹿にされた宣孝のハシャギっぷりも見ものでしたが。
そして中宮定子。
<少女>らしさを違和感なく演じる高畑充希には驚き。

#光る君へ第十二回
割と権謀術数寄りの展開の多かったドラマですが、ここ数回は恋愛寄り。
歴史上も比類なき「勝ち組」倫子様が爆走する回でした。
ん〜、まひろとの友情は壊れて欲しくないな〜。
六条御息所ばりの明子さまも良いですね。

予想以上にチャンと実写化しています:ドラマ評「十角館の殺人」

予想以上にチャンと実写化しています:ドラマ評「十角館の殺人」

綾辻行人の処女作「十角館の殺人」の実写化。
原作はもちろん読んでる…んですけど、どんなだったかは遥か記憶の彼方w。
あんまりハマらなかった気がするんですよね。
結局、「館シリーズ」はコレだけしか読んでないので(多分)。
島田荘司さんに続いて綾辻さんが出て来たことで「新本格」が根付いたと言ってもいいと思うんですけど、僕はちょっと乗り切れなかったんですよ。「新本格」ブーム。

「十角館の殺人」は、「衝

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いやもう、やっぱり<絵>が…:映画評「DUNE 砂の惑星 PART TWO」

いやもう、やっぱり<絵>が…:映画評「DUNE 砂の惑星 PART TWO」

一作目もそうでしたが、もうやっぱり<絵>が圧倒的…。
本作は映画館で観ましたが、惹き込まれっぱなしでした。
上映時間166分。
全然退屈せん!

まあ、よく考えたら、
「えっと、これってどうしてこうなるんだっけ?」
ってとこもあるんですけどね。
で、一歩引いてみると、
「父親を殺されたポールと母親が砂漠に逃げ、砂漠の民に同化して、母親は教母に、ポール自身は救世主となって、父親の仇を討ち、その裏にい

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ミリー・ボビー・ブラウンだから、やられっぱなしじゃ終わらないw:映画評「ダムゼル/運命を拓きし者」

ミリー・ボビー・ブラウンだから、やられっぱなしじゃ終わらないw:映画評「ダムゼル/運命を拓きし者」

ミリー・ボビー・ブラウン主演のNetflixオリジナル映画。
「DAMSEL」ってのは「囚われの姫君」って意味らしいですけど、ミリー・ボビー・ブラウンがおとなしく王子様とか待ってたりするわけがないw。
ま、そこらへん、邦題の副題は「ネタバレ」かな。

かつて竜と契約を結んだ王国。
貧しい国の王女エロディはその国の王子のもとに嫁ぐことになる。
自分の国と比べて豊かな国に驚き、ハンサムで礼儀正しい王子

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