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不妊治療で休職する直前の年度末

病院の先生からは、「意外と最後のタイミング療法で授かる人もいるからね!」
と励ましていただき、少しの希望を持ちつつ待っていましたが、
やはりそう簡単にはいきません。
こうして最後の妊娠のチャンスはだめだったので、
4月からいよいよ休職に入ることが決定しました。

今までの検査では特に、旦那も私もひっかりませんでしたが、ここまで
妊娠しないということはきっと何かあるのかもしれないなあと思っていました。ブルーになることもありつつ、でも4月からは自分のペースで好きなように受診して、仕事で治療をあきらめずにやりたい検査や治療ができる!
と考えて、最後の仕事を頑張って乗り切ろうと奮闘していました。

うちの自治体では、まず年度末に職場で人事発表があります。(ほとんどの自治体がそうですよね)
その際に私が休職に入ることも知らされるとのことでした。ほとんどの先生は知りません。

校長先生には、そこで一言お話させてくださいとお願いをしていました。
校長先生から、「〇〇先生がお休みに入られます」という告知があり、一通り発表が終わった後に
自分の口から、不妊治療のためにお休みに入らせていただくということを伝えました。
伝えるとき、たんたんと言えそうでしたが、不妊治療をしていますということを公で言うのは初めてだったので、だんだん涙声になってきてしまい、声が震えてしまいました。

ここで自分でも驚きましたが、なんともいえない気持ちになって苦しくなったのを覚えています。
ああ、自分はほんとに治療してるんだという実感がわくというか、伝えた以上これから向き合っていかなければいけないとか、
職場の人たちに申し訳ないとか、
いろんな感情がわいてきて不安になりました。

それくらい、不妊治療をすることって大変なことなんです。
休める!ラッキー!ってことでは
ないってことです。
普通に仕事をしながら、不妊治療に向き合っていらっしゃる方が多い中で、
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、
いろんな気持ちを抱えながら、お休みに入る決意をしたということは事実です。

私自身この後、一般不妊治療から高度生殖医療まで経験していきますが、
本当に大変です。通院することだけが大変なわけではないのです。
妊娠は、体の調子を整えることや、ストレスをためない生活、
気を付けることもたくさんありつつ、そこに通院や辛い治療が入ってくる。
スケジュールの確定は直前にならないとわからない。

どうか、不妊治療をしているすべての人が、少しでもいろんなストレスを軽減でき、したい治療が前向きにできるような世の中になってくれたらいいなと思います。

話をもどしますが、その人事発表の後、
いろんな先生が声をかけてくださいました。
不妊治療大変だよね、私もこうだったよ、とか
励ましの言葉をいただきました。

本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。
これからはいよいよ不妊治療編へと入っていく予定ですが、不妊治療中も病院の先生に診断書を書いてもらったり、提出したりと
いろいろと手続き上大変なこともあります。

またそのあたりも記事で書いていこうと思います。

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