見出し画像

躁鬱ニート日記8

久しぶりにこのシリーズを更新しようと思う。それにあたって、過去の1〜7までの自分の躁と鬱の動きを読み返してみたが、本当に波が酷くてとんでもない人生を送っていた。

前回はここで終わっている。

「カフェを開く!」と言い出したり、「FXをやろう!」と考えたり、手持ちのお金を全て使ってしまったりと、病院の先生から入院を進められるほど危険な躁に傾いたかと思えば、それがガクッとひっくり返り、リモートワークの仕事中に起き上がっていられないほどの鬱に傾いてしまった、というところである。今になってこうやって言葉にして振り返ると、自分のこととは思えないような気分で、とても恐ろしく感じる。時間がある方はぜひ、このシリーズの1〜7までを読み返してみてほしい。これを1人の同一人物が書き綴っているとは思えないほど、変動が激しい。

その後はどうなったかというと、1月から2月頃には鬱はどんどん酷くなり、体重も30キロ代まで痩せてしまった。健康診断でも、体重の項目で引っかかっていた。

とにかくリモートワークの仕事が苦痛で仕方なくて、休みの日でさえ「嫌だな、明日休んだら月曜日が来る、嫌だな…」と永遠に考え続けてしまっていた。仕事中に起き上がっているのすら辛くて、ずっと横になってパソコンを触っていたが、鬱の時特有の眠気が強くて、8時間の勤務のうち半分以上を寝て過ごすこともあった。

そんな苦痛で仕方なかった仕事を、3月で辞めた。これは他の記事でも書いているので詳しくは書かないが、自分の意思で「辞めます」と言って辞めたというよりは、いわゆる"派遣切り"のような辞め方だった。

ずっと辛かった仕事を辞められて、溜まっていた有給を消化する日々で、とても気持ちが良かった。数ヶ月前の酷い躁状態の時の自分が詰め込んだ、大量のライブの予定を全部こなした。3月の1ヶ月間だけで、ライブに6本も行った。3月の私は躁に傾きかけていたと思う。その状態がとても楽しくて、嫌な感じではなかった。しかし躁状態で予定を詰め込み、それを全てこなしたため、通帳の残高は300円になった。貯金していた数万円にも手をつけ、全て使ってしまった。過去の『躁鬱フリーター日記』を読み返していて思い出したが、1年ほど前にも酷い躁状態で、積立NISA用の口座からお金を下ろして使ってしまったことがあった。それとほぼ同じ状態である。

このまま酷い躁状態に陥っていくのではないかと思っていた頃に、4月を迎えた。

すると、自分の過ごしている生活が途端に不安になった。3月までは"有給消化"という建前があったのでまだ良かったのだが、3月で契約が切れ、4月からはいよいよニートになってしまった。人生で二度目のニート。同期のみんなが社会人3年目を迎える中、自分は未だに定職に就けずにニートに成り下がっている。そんな現実が急に突き刺さり、あっという間に鬱気味に急降下した。

そのせいか、この2週間くらい、また酷い眠気に襲われている。夜の0時に布団に入って、今までと同じ量の眠剤を服用して寝ているのに、昼の12時まで眠ってしまう。12時になっても布団から起き上がるのが辛くて、13時、14時、15時と眠り続けてしまう。この1〜2年の自分を振り返ると、鬱の時は異常なくらいの眠気が強い。今回もまたその状態に陥ってしまったようだ。

こんな生活をしていては、ますます外に出られない。

なんだか今の私は、社会に出ることが怖くなってしまったように思う。3月に辛かった仕事を辞め、有給消化の期間中、何の不安も感じずに安定した生活を送ることを覚えてしまった。だから今度は逆に、「外に出たらまた不安なことや辛いことがたくさん起こるかもしれない」という予期不安に襲われ、新しい就職先を探すことがすっかり怖くなってしまった。でもお金はどんどん減っていくし、時間はどんどん過ぎていく。

次にこのシリーズを更新する頃には、仕事が見つかってちゃんと働けていることを願う。

自分の書いた言葉を本にするのがずっと夢です。