反証可能性の使い方
科学的な思考法として
反証可能性
が大切です。つまり
一方的ではなく
反対意見の立場から考え
その洗礼に耐えたモノだけを受け入れる
と言う姿勢です。この姿勢は、カルト的な思い込みや、権威による丸呑みを防止する効果があります。
さて、この発想には
これだけの反論に耐えたから
正しいだろう
と信念を生み出す効果もあります。
こうした反論を考える手法として「ディベート」の教育が、アメリカなどでは行われています。
ディベートの発想|鈴木良実 (note.com)
さて、この発想に関連して
反論が勝てば交代
と言う考えの人が出てきます。アメリカの市場主義の発想では
ダメなモノは退場
と、ベンチャーに投資するが、見通しが悪ければ、速やかに潰す発想で対処しています。
これに対して
欠点を修正して修正させて育てる
と言う発想も、よいかと思います。
私の考えでは
厳密な思考法が使えるなら反証可能性
曖昧な要素が大なら修正しながら育てる
と言う使い分けも必要だと思います。
なお、ディベート的な反証は、以下の図の危険性を、知って欲しいです。
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