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春の不調からの立ち上げ

春の寒暖差から自律神経がやられていて、ここのところ、春の不調が炸裂している。ふきのとうなどの春の草が見えてきたと思ったら、あくる日はまた雪にすべてが覆われていたりして、変化のめまぐるしさはとても耐え難い。
疲れやすさから過食嘔吐はしやすくなるし、なんとか吐かないで寝たとしても、結局次の日は強い鬱と眠気で寝込む。

先日、年明けから思い立って、ここ数日で色々動いていた遠方への旅が延期になってしまったことで、丸一日寝込んだ。

自分の中から湧き上がる不安と恐れが全てを壊してしまった。過去から繰り返してきたそのパターンが現象化したことで、寝込みながらまた死にたくなった。こんな頭と体じゃ生きてても意味ないわって・・・・。
でも、こうやって私は、今までも自分の人生を自分の手で壊してきたのだと気付きがあった。
それは、大きな気付きだった。
そして、それを変えたいから、旅へ行く決心をしたのだから。

原因は、私の障害特性と旅のプランや宿がうまく、先方の方と合致しなかったこと。
最近のお出かけ後の不調の経験が多すぎて、お出かけ恐怖になっていることも、私の不安を掻き立てるお手伝いをした。

ハンディキャップをもっていると、普通の人が普通に歩いている平らな道でも、つまずくみたいなことがよく起こる。そうゆうことも折り込み済でどうしたら安全で安心な旅ができるかを考えるのに難儀する。起こっていないことをあれこれ詮索するのは、無駄だと言い聞かせても、心と体が全力で旅を拒否するかのように動いてくる。
実際、自分の心と体はいつも想定外のうごきをしてくるのも、知っている。
山の天気みたいなものだ。
それでも、諦めたくなかった。

そして、こんな状態なのに、これまで動いてきた就労移行支援の話や、冬場に始めた習い事のことなど、色々動きがあり同時に複数の連絡が来たりして完全にキャパオーバー。にっちもさっちもいかなくなったと感じた。
こういうことも、よくある私のパターンという自覚がある。全部が一気にくるパターン。

一度に2つのことができないし、そこを頑張ってしまうと無理がきて過剰に疲れてしまう自分の特性がわかっているので、いつも物事が重ならないようにスケジュールを組んだり、家事ひとつとっても一日を過ごす中で工夫するようにしているのだけど…
やってくるのだ…マルチタスクの鬼が。

ピンチはチャンスというが、結局毎回なぎ倒されてメルトダウン、混乱、操縦不能になる。何が最優先かわからなくなっていて、何をしてもこれをしてていいのかと感じてしまい、それが欲求不満や不安の原因になっているように感じる。
その上混乱しているときは、誰に何を話せばいいのかもわからなくなってしまう。
相談するパワーすら失っている状態に。

朝起きるのがまた、かなり辛くなってきて、何か大きなものがのしかかるように感じる。今朝は、なんとか起きて仕事の手伝いへ1時間半ほど仕事に行ったけど、そのあとは午後のおやつ時までまた寝つぶした。
やりたいことや、やらなきゃと思っていることがあるのに、体も心も全く動いてくれない。

うずくまりながら、どうしたら回復するかを考えてみた。まずは、どうしようもない、色々いい悪いとジャッジをするから辛くなると思い、できるだけ今のことだけに集中することにしてみた。
今の自分の体ができることをやること。
今、わかっていることの中で自分が簡単にできると感じることをやってみること。

まずは床をガーっと掃除機で。掃除もすぐ終ることから


不調の今は、大きな意味での最優先を決められる状態にいないので、まずはメルトダウンしている心身の立て直しから入る。家事や片付けなどは目に見えて終わりがわかるので、取り掛かりかすく達成感も持てる。 

それと運動。やっぱり体を動かすと鬱も晴れる。今日は、一人で里山歩きをする気力がなかったので、ジムへ行ってみた。何かをするときは、その環境にいる人たちがどういう気持ちでそこへいるのか少しだけ想像してみることもある。ジムへ来る人は、健康になろうとかきっとポジティブな気持ちでいるはずなので、そういう場所の力を借りるのも私の中では効果があるように感じる。


入浴もいい。私は、何故かドライヤーで髪の毛を乾かしているとすごく元気が戻るというか、フラットな心身に戻れることが多い。

湯船の中で筋膜剥がしのマッサージやツボ押しもしてみる。
お風呂の中には、水の神様と火の神様がいて浄化の力が強いと本で読んだ。
はらいたまえ、清めたまえ、癒したまへ、与えたまえとお祈りもしてみる。


そうやって、再起動をなん度も図る。

大変なのは、初めの一歩。歩き始めたら、歩けるものだと感じることができる。
ただ、歩くだけ。
それだけで何かが変わっていく。今の自分にできることを一つでいいからやってみるだけでいい。

諦めなかったら、次に繋がる。
一生懸命やっていたら、助けてくれる人がちゃんと現れる。
最近、私にそうメッセージをくれた方々がいた。
本当にそう思う。私もそれをこれまで何度も経験してきたはず。信じたいのはそっちの方。

「一番の敵は、悪い方と引きづり込もうとする自分の心だ。」
と去年の日記に走り書きしてあった。閉鎖病棟へ入院中、読んだ小説に書いてあったフレーズを記した日記であった。


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