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反動・反作用

「時代に乗って、新しいことがしたい!」と思ってる人。
この「反動・反作用」という言葉は、切っても切り離せないキーワードだと思います。

「時代に”乗る”のに、反対に振りきれるの?」
と思うかもしれませんが、そうなのです。

アートも音楽もファッションもビジネスも、
全部「反動・反作用」が歴史を作っています。


例えば、アートの世界。
「見えているものをそのまま描きましょう」
から、
「自分の心に映るものを描きましょう」
という変化が訪れています。(新古典主義→ロマン主義)

これを僕は、最近「チェキ」が流行っていることと似てるな、と思います。

ちょっとボヤけているのがエモい」という感覚が、「高画質」の時代に対するアンチテーゼのように思います。


音楽では、city-popと呼ばれる、山下達郎さんや西内まりやさんを筆頭とする「80年代のヒットソング」が現在、海外で大流行しています。

レコード盤で聞くのがエモいのだとか。

ここには、EDMやラップなど、近年の音楽の傾向である「情報量の多さ」に対する反作用のようなものを感じます。


ファッションの「ノームコアから脱ノームコア」の流れは、すごくざっくり言うと
地味→派手
の流れです。


こんな感じです。
どの分野を見ても「反動・反作用」が歴史を作っていて、面白いですよね。


そこから、今後のビジネスの流行を考えてみると、「頑張り過ぎない起業」の波が来るように感じております。

昨今は「自分のやりたいことを見つけましょう!」や、「はやく自由になりましょう!」と言ったメッセージがSNSで飛び交っています。

ですが、この「扇動型」のメッセージに対する反発が高まってきているように感じます。

その反動で、「小さな個人商店」のようなビジネスが流行りそうです。

「無理せずゆるく」が流行っていくんじゃないかな、と考えています。


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