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もらいタバコと雰囲気酔いで、生きてます。

タバコを吸わず、酒が飲めず、夜は比較的早めに家路に着く。遊びといえば映画館や美術館に行って、帰りに喫茶店で甘いものを嗜むくらい。そんなわたしですが、なにか。

2024年は、わたしにとってなかなか激動の幕開けで、珍しく感情の起伏も激しい数か月となった。少々金遣いも荒くなってしまい、翌月の引き落とし金額を見て、今は反省中。予想以上の出費はいつ何時も痛手だが、その分気持ちは軽くなり、膨らみ過ぎた風船がしゅーっと小さくなるような安息を得た今日この頃。わたしは多分、もらいタバコと雰囲気酔いくらいが丁度良い。

自立は良いけど、孤立は嫌だ。独創は好きだけど、独断は嫌い。"寂しがりや"なんて可愛らしい表現は似つかわしくないけれど、わたしは誰かの生活感の中で生きていくのが心地良いと思っている。もちろん誰でもいいわけではないけれど、ちょっと自分の思い通りにならないくらいが面白くて、限られた時間を人と共有している感覚が愛おしくて、その譲り合いというかせめぎ合いに、生きている実感を感じられたりする。

「俺は自分が吸ってるタバコを一緒に楽しんでくれるなんて嬉しいけどね。」「お酒飲めないのに、一緒にこの場にいてくれるその気持ちがありがたいけどね。」そう言って、わたしを囲ってくれる人がいることが有り難くて、日々の刺激としてはそれくらいで充分で、何もしないをする時間が、堪らなく好き。

それでも4月。それでも春。なんて罪深い季節。
今はすこし、邪悪な心を携えて、ひとさし舞うしかないのだろう。


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