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もう少しだけと 唇のなかでつぶやく 動けないのは 見つめられてるからじゃない 暖かさを超…
季節がらの くしゃみが止まらず 右側の風は まだ旋毛をなでている 外苑前のサクラ通りを …
百舌鳥の群れが うわのそらの ぼくの瞳に映る 愛のかたちなんてやっぱりよくわからなくて …
赤裸々な言葉で しゃがみこんだ日 流れるような湯気の先に 賢くできない自分がいた 延びも…
橙色に染まる教室で いつまでも座っていた窓側の席 透き通るような空が 心を刺す日も 君が…
いつもと違う短編、4編目です。稚拙で読みにくいと思うので、『まぁ、暇だし読んでやってもい…
ぼくら いくつも日々を歩いてきた 苦しいくらい走った日もあったし ライトの作る陰に 立ち尽くす日もあった こんな日々を重ねて 年の瀬 とりあえず まだ歩いていられるけど 知らないうちに何かが見えなくなっていて 恐ろしい事にそれは 一番大切な部分だった 突き当たった日々だったね 喜びは遠のいて 悲しさがやってきた 苦しみの声に蓋がされて 稲妻に焦がさせたのかってくらい 切れ端も出てこない ただ 誰も見ようとしていなかった ねえ ぼくもそうだったんだろう
いつものように 冬を迎える支度をしてた まだ暖かさの残る光をくゆらせながら 何気なく ふ…
指先で撫でた ススキの穂の滑らかさと 目線だけそらして たどたどしく紡ぐ言葉 出かける度…
白く更ける 指先の庭に 螺旋を描いて 吹き上がる無数の火の粉 なくてもいいものを 欲しが…
カサカサじゃなくて シャラシャラ 熟れている色じゃなくて 染まっていく色 理屈じゃなく …
前髪を ふわと舞いあげていく 楽しげで 軽い足どりの風は 明け方からの雨を たっぷり含んで …
あなたの 寄り添うようなやさしさが 陸橋の下で 一人ぼっちなぼくに届いた “頑張りすぎな…
会ってみたかった その物語の先は 理由も告げず もう溶け込んでいたりする 外国の香りのするお店の中で とびきりの宝物を見つけてしまう時みたいに うっとりするような時間が “誰か”を包む きっと気付く前から そこにあって よく注意していないと 感じられない 嬉しくもあり 懐かしくもあり もっと言えば 少し切なくもある物語 余計に恋しくなったときは 暗くなるまで待たないで 待宵人 眠りにつけない 浅い呼吸を 無理矢理に何かで まぎらわせなくていい 練習し