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産学連携の成功者 共同研究編

note77にちめ。

産学連携についての東京大TLO山本社長による講演メモその2。特許出願の段(先日記事)に続き、共同研究研究の段。

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共同研究を4パターンに分類し、それぞれの単価を示された(上図の左半分)。

共同研究開始まえに特許のある①②と、特許のない③の差が大きいのは想像どおりだが、①と②の差も大きくこちらは意外だった。発明(売り)が既にあって明確であるかどうかの差か。

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講演中、“マーケティング”、“マーケット”という語句が頻出した。マーケティング部門がよく目指す“売れる仕組みづくり”トハちがうが、その原点“ニーズを捉えてマッチさせる”を重視されているようであった。

売りもの(特許発明や予想される研究成果)を知り、顧客(産業界)のニーズを知る。

売れるのは売るための動きをしてこそ。待っていても高くは売れない。……トまとめるととてもあたりまえである。

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“プロデュースする”と仰ったが印象的でした。研究そのものを推進するためのプロデュースではなく、研究を世に役立てるためのプロデュースである。

知財の仕事をそう捉えるとより楽しめる人もけっこういるのでは。(そうでない人もモチロンいて、そこは捉え様も自由である)


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