身体を動かすことと運動の違い

僕が普段「運動を普段してない」「運動は嫌い」と言うと、

「え?トレーナーなのに?」とか

「クライアントに見せられるように普段からウェイトやらないなんてトレーナーって名乗るべきでない」なんて言う人までいる。

僕が好きなのは身体を動かすこと。

筋肉をつけたり、大きくしたり、ボディメイクしたり、ダイエットしたり、運動能力を上げたり、汗をかいたり…

ではなく、身体を動かすこと。

細かく言うと、人間本来持ってる能力を引き上げる、または維持するために身体を動かすこと。

例えると、

ベンチプレスやベントオーバーロウを最大限効率的にやるために胸椎伸展を続けるというのは筋肉アップだったりその効果を得るために必要なことだが、

その為に胸椎屈曲動作と疎遠になってしまい、胸椎屈曲動作が苦手になってしまっては人間本来の動きを失ってしまうことになる。

前者は世間一般で言われる文字通り運動だが、

後者を取り戻す、または失わせないための維持させるような動きもトレーナーとして応える必要がある分野であり、こここそが僕がやりたい分野なのである。

僕がトレーナーとしてのしつけを受けてきたアメリカでは機能改善の分野はアスレティックトレーナー(AT)。筋肉アップや能力アップなどはストレングスコーチ(SC)と呼ばれる人達が務めていた為、完全に分業していた。

これはアメリカという国の国民性が現れているかもしれない。

一方で、日本ではトレーナーという肩書きを持った人でも鍼灸師だったり、柔整師だったり、医療系国家資格を持った人がそのままストレングスも一人二役三役できるように活動してる人も少なくないと僕は思う。

仕事の在り方としてどちらがいいとか、どちらが劣っているという話ではなく、diversity(多様性)の話。

ここで、大事なのは多様性を受け入れ、興味を持つこと。つまりinclusivenessだと思う。

さて、最初に戻るが、「え?トレーナーなのに?」に続いて「具体的にはどういうことですか?」と聞いてくる人は20人に1人くらい。

そういう人に自分の興味のある分野を筋骨格、筋膜、神経筋などなどを説明しても、ここまでは「ふむふむ」と聞いてくれる。

僕はそこからクライアントまたは患者の社会性、人間性、ライフスタイルを考慮して衣食住への提案をする。

裏側には陰陽だったり、内臓の調子なんてのも考慮する意図がある。

あれよりこれを食べたほうがいい。なんてことも提案する。

ここまで来ると理解してくれる人の方が珍しい。

そう、トレーナーという肩書きはあくまで米国BOC認定アスレティックトレーナー(ATC)ありきであり、本当にやりたいのは身体を通したライフコーディネーターなのかもしれない。

ATCとは「コーディネーター」であり、そもそもの本質は実は変わらない…
という話はまたの機会にするとして。

人の人生をコーディネートしたいと思う今日この頃。

ではまた。

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