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ジャマイカ音楽#6

 米国におけるR&Bレコードのリリースの減少に大きく関係したのは1950年代半ばのRock ’n’ Rollの誕生が大きく関わっていると思います。

 要は米国音楽の流行が変わったのでしょう。しかも、米国が消費という側面で一番勢いがあった時代です。商業的に売れるものが主流になっていくのはごく自然なことなのかもしれません。

 これは僕の個人的な解釈ですがRock ’n’ RollはブラックミューッジックであるR&B等をベースに白人が作ったものだと思っています。そこにはブラックミュージックへの確かなリスペクトをもって白人によって作られたものもあると思いますが、白人が商業的に売れるからで作られたものもあったと思います。僕はR&Bはアフロアメリカンの音楽だと思っています。そして、Rock ’n’ Rollは白人の音楽。たくさんの音楽を聴いてきた結果として、Rock ’n’ RollよりもR&Bの方が僕の中で大きなものになっています。

 いつも紛らわしいなと思うのは僕の敬愛するChuck Berryは素晴らしいR&B、Bluesのギタリストなのですが、Beatlesにもカバーされた「Rock ’n’ Roll Music」なんて曲があります。でも僕の解釈では、あれは売れるために流行に乗ってタイトルだけそうしたのではないかと思っています。僕のとってChuck Berryはどんな曲を歌っていようとR&Bのアーチストなのです。本当にChuck BerryのR&Bは素晴らしいと思います。

 今回は随分と主観が入ってしまいました。そして本題のジャマイカ音楽とはちょっと離れた内容ですね。なかなかSKA誕生まで辿り着きませんね。



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