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偶然と想像【映画】

全く異なる三話の短編集。

誰かの日常をそっと覗き見しているような感覚。でも全然苦じゃなく、むしろずっと見ていたくなる聞いていたくなる登場人物達の何気ない会話から始まるのだ。

そしていつの間にか、キャッチコピーの通り本当に静かに偶然の力に引き込まれていく。そして想像する。あ、この人はもしかして次の瞬間こんな行動をとるのでは?だけどそんな想像を遥かに超える奇跡と呼んでしまいたくなるような偶然の繋がりが待ち受けている。

そこになんだこれ?何見せられてんだ?って思う人もいるのかもしれない。しかし私はそこに未知の可能性を感じてしまう。ドキドキして共感もして羨ましくもなって、この人達と話をしてみたいと思える程登場人物達をリアルに身近に感じてしまうのだ。

三話とも、決してハッピーエンドではない。それなのに、なぜだか見終わった後にはスッと胸のつかえが取れている。

少しだけ前向きに。


そんな作品です。

お気になりましたら、ぜひ。


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