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ついにNICU/GCU退院の日


退院したのは9月20日。
気づけばもう20日も過ぎている…!
里帰りをせず、実母の手伝いもないため
家事をやりつつ、新生児育児をする生活に
時間が過ぎるのがあっという間だったので
中々PCに向かえず…

でも忘れたくないので、
退院前日~退院日のこと、書いておこうと思う。

退院日の前日。
いつものように病室へ。
この日は、出産後に数回しかできていなかった
直母での授乳をすることができた。
待ちに待っていたので嬉しかった半面、
入院中の約10日間、わが子はずっと哺乳瓶で
栄養補給をしていたので乳頭混乱を起こさないかとても不安だった。

最初は少し乳首を口に含むことに苦戦していた我が子だったが、
悪戦苦闘の末、何とか乳首に吸い付くことができていた。
直母での授乳を心から待ちわびていたので本当に嬉しかった。

しばらくすると担当医が私の元に来てくださり、
声をかけてくださった。

そしてついにこの言葉を聞くことができた。
「もう状態も落ち着きました、退院できますよ」
続けて、
「明日にでも帰れますが、どうされますか?」と。

私が「明日退院させていただきたいです。」と
答えるのにほんの少しの時間もかからなかった。

「そうしましょう、おめでとうございます。」と
先生は穏やかに言い、病室から退出された。

嬉しい気持ちを抱えながら、
退院前日の1時間の面会はあっという間に終了。

病室を出るや否や、すぐさまスマホを取り出し、
夫・両親・義両親に報告。

あいにく夫は退院日当日に2泊3日の出張に出かける為
退院時には義母が付き添ってくれることになった。

そして迎えた退院日当日。

看護師さんから事前に退院時の我が子の洋服を
準備してくださいと言われていた。
用意したのは、産院で1週間前に着せる予定だったセレモニードレス。

急遽NICUに搬送になったあの日、
産院で荷物を整理している際に目に留まったこのドレス。
あの時は、これを着て一緒に退院することはないんだなと思い、
我が子がいなくなった病室で独り、涙を流した。

その日から10日経った今日。
決して長くはないのかもしれないが、
ゴールが見えない中で過ごすこの10日は
これまでに感じたことのない時間感覚だった。

看護師さんが我が子に洋服を着せたりする間、
私は別室で諸々の手続きをした。

そしてようやくセレモニードレスを着た我が子と対面。
看護士さんから
「本当におめでとうございます。よかったですね。」と言われ、
一瞬涙がこぼれそうになったが、グッと堪えた。
「ありがとうございます。お世話になりました。」と言い、
私は我が子とNICU/GCUを後にした。

そして病室の外にいた義母と合流。
細心の注意を払い、我が子をチャイルドシートに乗せ、自宅へ向かった。

30分ほど車を走らせ、自宅に到着。

肩の力が抜けたのか自宅に着くと
めちゃくちゃホッとした。
同時にようやく我が子との生活がスタートすることが
とても嬉しかった。

この日から20日間経った今日。
我が子は無事生後一か月を自宅で迎えられた。
NICU/GCUに入院するなんて妊娠中は考えもしなかった。
これからもそんな考えもしなかったことが、
良くも悪くも起こるのだろう。
色んな気持ちを味わうのだろう。
それでもどんな時でも我が子と一緒に成長していけたらいいなと思う。

まとまりがないけど備忘録として〆


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