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「わたしの月例ジビエ料理レポ〈2023年12月〉」編集部スズキ

仕事柄、いろいろなジビエを食べたり、獲れた狩猟鳥獣の肉を猟師さんからいただくことがあります。そこで『狩猟生活』編集部員スズキが調理して食べたジビエを紹介する月イチ食レポート。正統派から見ると邪道と言われそうな料理も散見されますが、安全に留意してさえいれば料理は本来自由なもの(と思いたい)。
12月分の写真を見返すと、今回は内臓系がいつもより多めでした。

イノシシモモ肉のバルサミコ酢あえ
イノシシロース薄切りとセロリのオイスターソース炒め
イノシシのアバラホイル焼き
塩コショウしてホイルに包んで、ただグリルで焼いただけです
イノシシのレバー炒め
十分に血抜きした新鮮なレバーを用意。
油でニンニクを炒めて香りを油に移して、そのあとでレバーをフライパンで焼くだけ
イノシシのレバー&ハツ&ニラ炒め
ふつうのレバニラ炒めです
イノシシのレバー&ハツのオリーブオイル漬け
2~3㎜の厚さに切ったレバーやハツをボイル。
火が通ったらペーパータオルで水気を取って、オリーブオイル(スライスニンニク、ローリエを入れた)に漬け込みました。
塩気が足りなかったので、好みの分量を入れています
イノシシのレバー&ハツのアヒージョ
オリーブオイル+各種スパイスで煮込んでみました
シシバナ
最新号(VOL16)の編集後記(あまり読まれていないといわれている)に少し書いた、信州の猟師さんに勧められて・・・「騙されたと思って食べてみなよ~」と言われたので食べてみましたよ♪
そぎ切りにして、塩コショウを振って、油を少し引いてフライパンで焼いてみました。
食べてみると、コリコリとした食感の酒のアテに良さそうな一品。
見た目だけで食わず嫌いだった自分を反省・・・みなさんもぜひお試しください!!!
煮イノシシ
バラ肉を丸めてから、タコ糸で形が崩れないように縛る。
フライパンで脂の面がある表面を焼いて少し焦げ目をつける。
それから圧力鍋に調味料とともに入れて30分ほど加圧。
食べやすい厚さに切ってそのまま食べておつまみに、細かく刻んでチャーハンなどにもOKです♪

そして昨年、20年ほど使っていたアルミ製の鍋に穴が開いてしまったことで、以前から気になっていた圧力鍋を購入しました。
これまですね肉はコトコト3時間ほど煮込んでいましたが(正直、面倒くさかった・・・)、圧力鍋なら1時間弱でホロホロ状態に!!!
もっと早く使っていればよかった・・・と思います。

シカのすね肉
圧力鍋があれば、ゴロゴロの塊肉も怖くないのです!
圧をかける前に、とめどなく出てくるアクを取り除くか、一度茹でこぼします
圧をかけて1時間後に消火。
圧が下がったところで蓋を開けると、ホロッと軟らかいに肉になっていました
シカすね肉のスープ
シカ肉ジャーキー(作業途中の写真)
1~2㎜厚に切ったシカ肉を焼き肉のタレ(私は焼き肉のタレ派です)に2日間ぐらい漬け込む。
肉をザルに上げて余分なタレを流水で流して、水分をペーパータオルで拭いてから網の上へ置いて乾燥させる。
湿っている状態のときにブラックペッパーなどを振っておく(写真の状態)。
表面が乾いてきたところで、オーブンレンジで120℃40分くらい熱を入れました