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地理と私4

前回、先生との観ている世界が違うことを実感した私。

様々な観点を先生からは頂いたのだが、まずは自然環境的な違いを見る目を養い、続いて歴史を見る目を養うことになる。

なぜここに道があるのか?近年つくられた道は、人間が無理矢理にでも山を切り開き、橋をかけ、トンネルを掘って道を作ることができる。
だが、昔はそうは行かない。自然と対話しながら、人が通っていく路。それが、道となり、様々な出会いと変化を織りなしていくという歴史地理学的観点へと移っていく。

誰が、なんの目的で、何を運び、どんな交流をしたのか。そこに宿場ができ、街ができ、出会いが生まれ、家族が生まれ、産業が生まれ、さらに出会いが拡大していく。
その時間軸と空間軸をどんどん広げてイメージする楽しさ。

同じ1つの景色。だが、そこにどこまでの深さと広さで出会うことができるのかは、自分次第だということ。

奥深い、そしてワクワクの出会いトレーニングが地理学であることを確信する授業だった。

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