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トラジャを、売りたい。

昨年度末、自担グループであるTravis Japan(以下トラジャ)の渡米とともに、わたしも新たなステージへと踏み出した。会社員を辞め、友人の事業を手伝うことにしたのである。環境はガラッと変わり、慣れない毎日に奔走してきて早くも一年が経った。

しかしここに来て、改めてビジネスについてしっかり学ばなければならないと思った。

わたしは地方の一会社員出身で、かつ作業要員であったため、事業の回し方については周りを見ながらこの一年で何となく知ったような気になっていた。つまり、マーケティングやブランディングをはじめとした「ビジネスの基礎」については、とんと素人のままであるのだ。

というわけで、一からビジネスの知識を吸収するぞ!と、2023年の幕開けとともに意気揚々と学びはじめたところではあるが、いくら学ぼうともサッパリ分からない。わたしは焦っていた。

否、知識としては着実にわたしの頭の中に積み重なっている。よく分からないカタカナや略語は平易な言い方に変えて理解しつつ、おそらく「ビジネスについて話してください」と言われれば一年生なりに基礎の基礎は話せるような気がしている。たぶん。

ただ、アウトプットが猛烈に下手くそなのである。自分事として捉えることができない。落とし込むことができない。わたしは、きっと最低レベルで経営のセンスはないのだろう。自らの手で起業し、まして人を雇うことなど来世でも無理だ。よし、大丈夫だ。案ずることはない。人には人の輝く場所がある。

とはいえ、このままでは非常にもったいない。わたしのケチな部分が出た。時間やお金を費やした分、学んだことをアウトプットしたい。インプット:アウトプットが10:0の状態なんて、体で考えれば、ただひたすら食べているだけだ。不健康すぎる。知識メタボもいいとこだ。

何か「思い入れのあるもの」とか「好きを突き詰めたもの」とかでやった方が、実際に理解も深まりそうだな、とか甘えたことを考えていたときだった。

ピンときたのが、「そうだ、トラジャを売ろう」ということだ。つまりこれは「《Travis Japan》の売り方を考えることをコンセプトに、わたしの学びのアウトプットをしよう」という自己満足極まりない企画である。

なぜそう考えたかというと、叩かれることを覚悟で正直に申し上げる。わたしは今のトラジャの売り方に少々疑問を抱いているからだ。「これは一体、誰のための戦略なんだ?」と。わたし個人の好みにもよってしまうが、はっきり言って「何かしっくりこない」のだ。

いや、デビュー曲であるJUST DANCE!は大好きだし、とても大切な曲であることは確かだ。2曲目であるMoving Piecesも何ともお洒落な予感がしている。
ただ何というかデビュー曲も2曲目も、プロモーションをはじめとした、そこに係るいろいろなことが一介のトラジャ担として「心地いいもの」とはお世辞にも言えないのだ。

トラジャ担はトラジャのことが大好きで、トラジャの幸せを一番に願ってて、本人たちがやりたいことなら喜んで応援するし、そのためだったら何でもする。

そう、「本人たちがやりたいことなら」である。

もちろん、デビューしたからには事務所やレコード会社、ディレクター、スポンサーなど実に多くの方々が関わり、その方々の意向も含め「売れる」ためには「自分たちのやりたいこと」だけでは活動できない。それは重々承知している。

トラジャの魅力はまず、ショーとも言うべきコンサートにある。コンサートの土台となるのは《パフォーマンス》。それを見て、好きになってもらわないことには、彼らが《世界》どころか《唯一無二のグループ》になる前に埋もれてしまうのは必至だ。迷走だけはどうしても避けたい。

彼らのパフォーマンスは素晴らしいものだ。多少オタクの贔屓目が入っているのは否定しないとしても、自信を持って勧められる。実際、デビュー前にトラジャのパフォーマンスを(半強制的に)見せた方々からは「え、これでデビューしてないの?」と何度も言っていただいた。そうだろう、そうだろう。トラジャってすげぇんだぜ

なぜここまで素晴らしいものにできるのか。それはパフォーマンス力もさることながら、彼ら自身が「自分たちのやりたいこと」がはっきりしていて、「自分たちの魅せ方」が分かっているからである。

その力は、与えられた課題の中でも発揮する。BSフジさんの6時間企画がそのいい例である。いつもお世話になっております。これからも末永くよろしくお願いいたします。

ただここに、何とも言えないジレンマを感じている。トラジャが持つ、その「自分たちの魅せ方」のカッコよさが世界では通用しないと言われれば、反論できない。事実、「いわゆるジャニオタが好きなタイプ」のコンサートではあるからだ。それは彼らも承知の上だろう。

デビュー後、2022年末にかけてさまざまな音楽番組に出ていたとき「ごめん、何か魅力が分からない……」とか「トラジャくんはあれで正解なの……?」などと言われた。めっちゃくちゃ悔しかった。もちろんJUST DANCE!は、デビューに相応しい素敵な楽曲である。アレンジも含めてとってもかっこいい曲だと思う。

でも多分、そこじゃないんだよな。うん、分かるよ。何かな、モヤモヤしてんだよな、うちらも。

正直、渡米前の音楽番組の方が「トラジャめちゃくちゃ良かったね!!!!」と興奮した声をいただくことが多かった。何ならトラジャ担であるわたしよりも多い文字数や熱量で語ってくれる他G担もいた。ありがたい。

今は今で海外ウケを視野に入れたであろうビジュアル(海外市場に疎いので不確かではあるが)、楽曲制作、リリース方法など、今までのジャニーズではなかった戦略を次々と試していただけて、それらが画期的であることは間違いない。トラジャは今、多くの人が関わり、皆で育ててもらっているのだ。ありがたい。

ただ、少しずつ乖離しはじめていた気持ちは、突然あふれた。5月4日ののえまるで「似合ってるでしょ」とのお言葉と、添付された爆イケ如恵留さまのお写真に、スマホが割れるんじゃないかというくらいの力が入り、わたしの中で何かが吹き出した。

んんんんんん!!!!!の"え"る"ぐん"……っ!!!!かっっっっっっこいいよ!!!!!!似合ってるよ!!!!!!!!!!!
あなたは!そういう路線の方が!!!最高に魅力爆発してるよ!!!だし、自分で分かってんだよね!!!!!(でも金髪のバチバチ王子様も似合ってるけどね!!!!)

ねぇ!どうしてもCD欲しいよ!!!!!アルバムリリースしてほしいよ!!!!もっとテレビ出てほしいよ!!!!!!!!

まじで、誰に向けた戦略なんだよ!!!新規なのか!?本当に!?既存顧客も置いてくな!!!!

……と、少々お口が悪くなりつつも、くすぶっていた正直な気持ちが溢れ出した。

トラジャの一番の魅力であるコンサート。そこに足を運んでもらえるくらいのファンを獲得するには。トラジャのコンサートを観たいと思ってもらえるような間口を広げるためには。

どうしたらいいんだろう……どうしたら――

目標設定は何なのか。ターゲットはどこにあるのか。日本のトラジャ担、海外のトラジャ担がそれぞれ何に惹かれてファンになったのか。「世界進出」とはアメリカナイズで決定なのか。他のボーイズグループの中にロールモデルはいるのか。

もちろん「海外にファンをつくる」のではなく、「海外市場への本格進出」というのはジャニーズ初のことであるので、事務所側も模索しながら結果を出すためにいろいろ試行錯誤しているところだとは思う。

むしろトラジャを実験台にしたいのかもしれない。これからの売れ方次第では、やはり今後もジャニーズは国内市場だけに絞っていくかもしれないのだ。何とも大きな課題を与えられたものだ、わたしたちのトラジャは。

そこに文句を言うつもりはないし、これからトラジャが挑戦することは、すべて全力で応援する。一言居士になるのはいやだが、盲信的なオタクにもなりたくない。
トラジャは我らとともにあり、我らはトラジャとともにある。

ただ、何だか猛烈に悲しい。このネット社会では何といっても数字や言葉は、一瞬で目に入ってしまう。残酷な世界だ。大好きな人が、それを見てどう思うんだろうか、とかそんなことを考えてしまうのも嫌だ。

何かさ、これでいいのかな。

(と言いながらもこんなnoteを書いている。わたしのこんなちっぽけなnoteですら、もしかしたら読まれてしまう可能性だって0ではないのだ。そう考えると急に怖いな。大丈夫かな。如恵留くん愛してるよ

それならばと、「そんなに言いたいことあるなら、自分で考えてみろよ」と煽るもう一人の自分に魂を売った。

【トラジャを売りたい】との想いのもと『Travis Japanを世界的なアーティストにするための戦略を(勝手に)考えるnote』なる仰々しい理念を掲げた、完全お節介な、まる得マガジンならぬ誰得マガジンを書いてみたいと思った。いや思っただけではない、行動した。もう書いてしまったのだ。この文章をあなたが読んでくださっているということは、きちんと公開もしている。偉いぞ、わたし。

これは、しがない一人のトラジャ担による、ただの知的(?)なお遊びnoteである。それ以上の意図はなく、反抗的な態度も取らない優良オタクとして生きていたいので、お見逃しいただきたい。ただのエンタメとしてお楽しみいただければ幸いである。
そして、もしよろしければ一緒に遊んでいただけたら、わたしが楽しくなるのでとても嬉しいです。

ただ、前提としてわたしのアウトプットが目的であるため非常にゆっくりとした更新であることは言い訳しておく。なお、何かの間違いでマーケターやブランドディレクターなど本職の方の目に止まったら、ぜひフィードバックをお願いしたい所存でございます。

いやでも最悪、この予告noteで終わるかもしれん。そうなったら、ただひたすら文句言っただけの害悪オタク予備軍になるやないか。どうしよう、ありえるな。そのときはひっそり削除して逃げるので、何卒指さして笑って石投げてやってください。

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