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火曜日しばらく雑記帳・2023 CW15

この2週間、日曜日に毎週書いていた日曜哲学愛好家としての記事が滞っている。最近、仕事のプレッシャーが少し強くて読書が進まない、という事情がある。

今年に入って、週末には家族や親せき、友人と外食に出る機会が増えてきたこともある。

先週の金曜日の晩は職場の飲み会、土曜日の晩には妹と弟と新宿の blancDouce (ブランドゥース) で楽しく飲んできた。

ビールはガージェリー(*1)のエステラ


新宿との往復、東急・新横浜線を利用した。ずっとこの何年か工事をしていたのだけれど、3月18日にめでたく開業、新しい駅はいい。渋谷駅など東急の他の駅と同じテイストで新横浜がもう一つあか抜けた気がする。

2023/4/8 東急・相鉄 新横浜駅
少し薄暗かった横浜市営地下鉄の改札の近くに、突如明るく広々としたモダンな改札が出現した。
ここから新宿へは直通だ。


行きは新横浜から急行で新宿三丁目まで乗り換えなし。帰りは武蔵小杉で乗り換えたものの、ほぼ直通。やっぱり便利。帰りは新宿三丁目発 23:32 に乗ったのだが、これが終電の一本前。油断していると危ない、という点は変わらないけれども、終着駅が新横浜なので乗り過ごす心配はない。

私が子供のころ、東横線の渋谷はいくつもプラットフォームがある大きなターミナルで横浜はまだ高架の駅で桜木町が終着だった。日比谷線が日吉まで乗り入れていて、目蒲線が目黒と鎌田をつないでいた。多摩川園がまだあって何度か遊びに行った。まだ緑一色の3000系や5000系が現役で、武骨な印象のステンレス車両の7000系の急行は特別で乗るのが楽しみだった。たまーに親が買ってくれた武蔵小杉駅のアートコーヒーのコーヒーロールが好きだった。もうそんな一コマ一コマの思い出しか残っていない。

現代の交通システムは、そんな昔どおりの路線の形を残していながら、新線の開業もあり相互乗り入れもどんどん複雑化し、そのうえで高度に機能している。明るく自由で柔軟な感じがして気持ちよい。

どうせなら相鉄の車両に乗りたかったけれど、それはかなわず。

武蔵小杉の乗り換えは同じホームの1番線から2番線、しかも新横浜行き。絶対安全大丈夫。


認めたくはないが、今年に入って少々疲労感があるのも事実だ。

毎週日曜日に、面倒な考えをあれこれ調べつつ関係する手元の本を参照しながらまとめあげて note にまとまった記事に仕上げるというのは、書きっぱなしでまとまりなどない文章のように見えても、それなりにけっこうエネルギーが必要だ。

とはいえ、ここまで書いて思うところは、結局、今、読んでいる本について少し消化不良気味であることが一番大きい理由かもしれない。新しい発見や興味と驚きがあって書かずにはいられない、そういう気持ちになかなかなれない。去年あたりから、読書の楽しみをちょっと見失いがちかもしれない。


来週の日曜日はそのことについて書いてみようかなどと、今思っている。うまくまとまるかしらん。


それよりも、ここのところ、ちょっと飲みすぎなだけかもしれない。


■春が来れば筍が楽しみだ。ようやく手頃な価格の手頃な大きさのものが出回り始めたのでさっそく今年の一本目。

皮を適当に剥いてよく洗って先を切り落として、糠と一緒に1時間ほど落とし蓋して茹でればいいのだが、鍋は18㎝の小さいものしかない。小ぶりなものを選んで購入するが、火加減に気を付けないとすぐに吹きこぼれる。冷めてから皮を剥いて包丁でわけるときの香りの良さはなんとも言えない。

2023/4/9 夕食 茹でた筍をスライスしてオリーブオイルと塩で。
付け合わせはベーコンの焼いたの、オリーブ、スナップエンドウ。
2023/4/11 昼食 筍とシイタケと豚の地中海風、ブロッコリ、スナップエンドウ、出汁巻き、しば漬けに、豆ごはん。

またまた手頃な大きさのビーツを見つけたのさっそく購入してきた。前にも書いたが、一時期、時短で電子レンジで下処理していたのだが、やっぱり丸ごと茹でるほうが美味しいと思う。こちらも冷めてから皮を剥いて包丁で分けるときにいい香りが立ち楽しみだ。

2023/4/7 昼食 この日の晩は職場で歓迎会があり身軽にしたく、使い捨てのプラスチック容器でコンビニ弁当風。ビーツと鶏、青のり入り出汁巻き、ちょっとブロッコリ、そして豆ごはん。

ビーツのキーマカリー。もっとも、カリーとしては、ちょっと今一つバランス悪く想定の味にとどかなかったが、バスマティライスと、ライスにまぶしたアジョワンホール、カリカリに焼いたバケットがいいアクセントとなって、あっという間にご馳走様。

2023/4/5 ビーツのキーマカリー

今日 4/11もビーツを入れたピンクのペシャメルで鶏とシイタケのグラタンを作ったのだが、想像どおり普通に美味しかったのだが、見た目が非常にイマイチだったので写真はなし、ご想像におまかせすることにしておく。いずれ。

ちょっと変わった料理といえば、クミンとオリーブオイルの効いた中近東風。

2023/4/10 ラム肉と玉ねぎ、クミンシードにオリーブオイル、ピラフのように炊き込んでぷちぷちしたブルグル




■先週にひっかかった音楽を少し。

1.先週の雑記帳には坂本龍一について少し書いた。その後、昔のNOKIAの携帯電話の ringtoneを作曲したことがあると知って興味深く聴いた。

日本では流行らなかったので NOKIAの携帯といってもピンとこないかもしれない。私は中国出張のときに出張者用に会社が契約していたNOKIAの携帯を持って行った。世界ではシェア一位だったから、海外を飛び回っている人には「あの ringtone」が懐かしい人は多いことだろう。 

携帯部門はずいぶん前にマイクロソフトに売却し、今はインフラの基地局を支えるHW, SW を E2E で一貫して提供する企業となっていて世界の 5G をリードしている。そして今年は新しいブランドとコーポレイトカラーでさらに飛躍し発展していこうとしているところだ。

プロフィールにはちゃんと書いてあるが、私がNOKIAの社員であることはここで改めて明らかにしておこう。


2.去年、Emmet Cohen の YouTubeに Gilad Hekselman が出ていたのを視聴した。おなじみのチャーミングなメロディとバッキングに尖がった音とフレーズを、尖がった音色で当ててくるが、それがまた耳についていい。

Emmet Cohenのスタジオ・ライブは私が気に入っているミュージシャンがよく出演して活きのいい演奏を聴かせてくれるので、楽しみにしている。そういえば、以前にも記事に書いたように思うがパスクァーレ・グラッソの演奏もよかった。

こちらは、音作りもフレーズもオーソドックスだが超絶技巧に身をゆだねるのが気持ちよい。


3.サラ・ニエミエツ(Sara Niemietz)は米国の女性シンガーソングライターだ。先週、Robby Robinson のシングルにゲストで参加していてジャジーで楽しいチャーミングな演奏で何度も聴いている。曲はスタンダードの "Take Me Out to the Ball Game" 季節柄ぴったりだ。

明るく厚みがあって伸びのある声が魅力的だ。去年、新しいアルバム "Superman" をリリースしている。最近の音作りというよりは、1980年ごろの中でも明るいポップス、その中でも元気よい系統の雰囲気。安心して楽しめるタイプだ。


4.安心して聴けるといえば、やっぱりアジア歌謡かもしれない。先週リリースされたばかりのシングル、マレーシアの歌姫・Shiela Magidの "Tiada Lagi" は何度聴いてもいい。しっとりと情感込めて歌い上げる。聞くべし。


5.先週も書いた 西アフリカはマリのコラ奏者、バラケ・シソコの新しいアルバム、"Les Égarés" より "Orient Express."

ウエザーリポートのリーダーであるキーボーディスト、ジョー・ザヴィヌル(Joe Zawinul)の名曲で、天国に旅立ってしまう直前の 75歳の誕生日を祝うライブ、"75" の冒頭を飾る疾走感あふれる名曲だ。

私はこの曲が大好きだ。是非聴いてほしい。

いずれジョー・ザヴィヌルのことも書きたいと思いつつ、なかなかだ。


■ 4/8 の土曜日は 9 時すぎまで寝ていて、ジョギングに出たのは10時半ごろだった。午前中は天気がよく明るかったが、走っている途中から雲行きがあやしくなって夕方から雨になった。ちょっと疲れが残っている感じもあって途中何度か止まったりしながらとなったが、なんとかいつもどおりのコース13.8km を走りきった。

2023/4/8 jogging 鶴見川の土手、鴨居の手前
カントウタンポポ。
この季節、タンポポの花をつまんで総苞を見てカントウタンポポなのかセイヨウタンポポなのか、確認しながら走っている人がいれば、それは私かもしれない。
2023/4/8 jogging 新横浜 ハナミズキが綺麗に咲き始めている。今年は少し早めだろうか。
167.7km 計画比 98.3% 今年の目標は 640km

新横浜は歩道の隅を花壇のようにしていて、手入れも行き届き、街中、季節ごとの花を楽しむことができる。

2023/4/9 新横浜
チューリップをはじめ、色とりどりの花が目を楽しませてくれる。
2023/4/9 新横浜
ツツジ、すこし早いだろうか。それとも例年、今くらいだったか。
2023/4/9 新横浜
ツツジ

最後の写真のツツジは、光と影のコントラストがまぶしいほどに美しかったが、写真で十分に撮りきれなかった。

ちなみに、私の記事の写真はすべてエントリーモデルのアンドロイドスマートフォンを使って撮影したものだ。アプリもデータももういっぱいいっぱいでいちいち動きも鈍いし、必要なアプリのインストールもためらわれる。そろそろ替え時かもしれない。




■注記

(*1)

オリジナルのリュトンのグラスが美しい、素敵なバーやレストラン限定で飲むことのできるガージェリー。マスプロビールとは違い、醸造所から直接届けられる「“いつものビール”とは違う、特別な場所で飲む“特別なビール”」

一応、自分の立場を明らかにしておくと、ガージェリーを創っている beerstyle21 の社長は中学・高校の同窓生だ。気になる方はこちらをどうぞ。

別所の Twitter はメチャメチャ面白いので、是非フォローすることをおススメするところである。


そして、ガージェリー、見つけたらぜひお試しを。


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