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【バレーボール篇】人数と隊形で効果は変わる!

あらゆるスポーツに活用できる
おもしろい運動教材を紹介していきます。

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今日は『コミュニケーションパス』


■ 動きの対話を重視

当然ながら、自分と全てが同じ人間は存在しません。性格や体格、能力差など様々な違いがあります。チーム競技では、各個人が最高のパフォーマンスを発揮しながら、同時に仲間をサポートしていくことも必要です。そのため、通常のパス練習でも、このようなパス隊形を採用してみました。多様な仲間と動きを通してコミュニケーションする。具体的には、両側に分かれる人数を均等にしないだけ!ただそれだけです。

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5人チームなら...3-2で別れましょう。
6人チームなら...4-2で別れましょう。
そして、パスを出したら相手の列の最後尾にダッシュで移動しましょう。

すると...
列の先頭に来たとき、それは起こります。
毎回パスを出す相手が違う。

相手の名前を呼んでパス
というルールを加えれば、全員とコミュニケーションを取ることができるほか、アイスブレイクにもなりますね。バレーボールでは、ボールに追いつこうと必死になるばかり、仲間と衝突事故を起こすこともあります。ボールをとる合図や、声出しが重要です( ゾーンで守る場合もありますが )。その練習の一つとして『名前を呼ぶルール』を導入している意図もあります。いつもの対面パスの隊形と人数を少し変えるだけ。


【 獲得能力 】
□ 定位能力
▶︎ 周囲の人や物との位置関係を把握する力
□ 変換能力
▶︎ 動きを素早く切り替える力
□ 反応能力
▶︎ 合図や相手の動きに素早く反応する力
□ 分化能力
▶︎ ボールなどの道具を巧みに扱う力



■ 基本の反復を退屈にしない工夫

スポーツが好き、強くなりたいといった、何か自分を動かす思いがない限り、基本の反復練習ほど退屈なことはありません。そして、子どもは『反復』を嫌う傾向があります。特に体育の授業であれば、なおさら!

したがって...
常に変化のある環境を創ること!


■ 例えば人数を変えていく!

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さあ、レベルアップ!
これから人数を変更します。
笛を鳴らした数 = チーム人数です!
人数が揃ったチームから座りましょう!
では...ピッピッピッピッ!


Q. 人数が増えるとどうなるか?

バレーボールであれば、パスを出す方向が増えるためボールコントロールが難しくなります。また、チームの連携、声出し等も必要になってくるでしょう。求められる課題が増えてくるわけです。そこに、各チームでパス回数の競争、目標回数の設定、パスが続いた回数がゲーム開始時の得点として採用など...何かゲーム性や目標を持たせることも工夫の一つではないでしょうか?環境や動きだけでなく、オリジナルルールを加え、授業をデザインすることが重要ではないかと考えています。


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