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23/6/18_早熟よりも遅熟であれ

こんにちは、多部栄次です。
ぼちぼち日記やっていきましょう。

頻度的にぼちぼちどころか気が向いたら書いてる感じなので気まぐれ日記に名前が変わりそうですね。

大人がやっていることが子どもにできたり、それが一般の人よりも優れていたりすると神童と呼ばれたりしますよね。若ければ若いほど、できることが多いとすごいって言われやすいです。逆に4,50代に近づくほど「いい歳してこんなのもできないの?」的なことが言われやすい/思われやすい、そんなイメージを僕は抱いています。

まぁ二十代でもそういうことは言われやすいですし、博士になると「博士のくせにそんなこともわからないの?」と言われることはざらにあります。プライドを殺しにかかってくるこんな世の中じゃポイズンですね。

要は早く熟しているほど褒められるというのはあながち間違っていないと僕は思います。僕からしたら大人ぶっている未成年なんて子生意気ですけどねという冗談というか人のこと言えない的の外れた発言はさておき
僕みたいな奴からの嫉妬もあるでしょうが、早熟の人はそのまま突っ切ってもらってほしいという気持ちも嘘ではありません。どんどん先へ、高みへ行ってもらいたいと思います。

そういった早熟も個人の課題はあるかもしれませんが、それよりも話題として取り上げたいことがありまして、最近は後天的に早熟風になる人が多くなりつつある流れを感じています。

コスパやタイパ思考、教養思考のことですね。なんだか前にも似たようなこと書いたような気もします。

つまり広く浅くを手早く得ようとしている傾向が、この情報が飽和している社会にあるように感じます。早熟とは少し異なるかもしれませんが、早く熟そうとしている行動であることも中らずと雖も遠からずといえるかもしれません。

問題は、それを見て焦ったり、自分は凡人なんだ、いや底辺なんだと責めて落ち込んでしまうことです。僕のことですね。

結論は、焦る必要も落ち込む必要もないってことを自分に言いたいです。
何事も早ければいいものでないし、遅いからこそそれでしか成しえないことも少なくありません。

何か知識や経験を得るにしても表面を触るだけでは深みを味わうのは難しいのではないかと思います。要約系のファストだけでは偏りますし、糧になりにくいです。向き合い、考える時間も時には必要でしょう。

深みって何だと聞かれると僕もうまく説明できませんが、分野によっては熟練ともいえそうですし、習慣の先にある物ともいえそうです。ただ、ひとつ挙げるとすれば、情緒が深みの一つとして不可欠な要素であると感じます。

情緒の中でも正しい情緒があるのではないかと思います。まぁ感情に正しいも悪いもないんですが、個人的に好ましい情緒とは何かを考えていきます。情緒の定義や意味はあると思いますが、僕の中では人らしさでもあると考えてます。

知識が豊富なこと、論理的・理知的な思考というのも必要ではありますが、それだけでは人間性というのは養われず、結果として品性や知性、道徳心を修得しにくいのかもしれないと青二才がなんか言ってます。

その左脳的な部分はAIが補佐してくれる気がしています。だからこそ、右脳的な、非合理的な部分を重視するのは今後の仕事や自分の悩みを軽減できるのではないかと。

ではその情緒はどう身に着け、どう磨くのか。
①直感を鍛える
②善行を繰り返す

①に関しては、
・自然に触れる
・小説等、芸術、伝統、物語に触れる(古典を読む)

ここから始めてみるのもよいのではないかと思います。いつ始めても遅くはありませんが、多感な若い年齢ほど良いのかもしれません。

②に関しては、打算の入らない行為や、損得勘定で判断してないかを念頭に置くのが良いでしょう。人のために何ができるか、何をしたらこの人は喜んでくれるか。それを考え、他社貢献感ある行動をし続けていくと情緒を養えるのではないかと思います。

道義の根本は人の悲しみがわかることだとどっかの本で読んだことあります。個人の幸福が目的となれば獣と変わらない。しかし自分の心を豊かにし(利己的な行動で短絡的に満たされるのとは別)、他者に貢献していくことが人の幸せなのだと、そう教わった気がします。

情緒は観察と共感、そして感受性が土台にあるのだと思います。人に対し考え、行動しているか。これは自分の課題でもあります。そして、情緒というのは知識や理論の習得の何倍も時間を要しますし、相当自分と向き合わないと形にならないとも考えられます。遅熟なんです。

ですが、専門知識と異なり、人間である以上求められる根本的な部分でもあります。今からでも情緒を養うために、毎日小さなことから行動し続けていくのもいいなって僕は思います。

素敵な画像をお借りしました。yuri_gaeruさん、ありがとうございます。
それではおやすみなさい。明日もよい一日を。


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