彼女「まや」が眠る海 【海洋散骨】 福島県いわき市
死後事務委任契約の中で彼女は海洋散骨を希望したそうです
震災当時住んでいた福島県いわき市の海
彼女のお父様が眠る海でもあります
葬儀から排除された自分は彼女の最後の姿を見ていません
20日程度の入院中、
「会いたいから頑張る」
とお見舞いの許可がおりたり、退院した未来の事を話し、夢見て頑張り続けてきて、
「あいたい」
と亡くなる直前に文字にしてまで遺した彼女がどんな姿で退院してきたのかを知りません
その最後の言葉やずっと願ってきた願いは彼女を送り出した親代わりと名乗る方達や弓の仲間には誰一人届きませんでした
彼女は会いたいと言い続けた相手に会わせてもらえないまま送り出されました
どれだけ悲しかった事でしょうね
亡くなってから2週間程経った頃、自分はその海へ行きました
骨の撒かれた海へ行っても当然、彼女の姿はありません
排除された葬儀の代わりの別れの機会になんてもちろんなりませんでした
自分は今でも後悔しています
この時、自分も海で眠るのが正解だったと
そうしていれば、
この一年の苦しみはなかったでしょう
別れの機会が無い事で止まったまま二度と動き出さない時間の中で一生苦しみ続ける必要も無いでしょう
その後の親代わりと名乗る方達から受けた苦しみも無かったでしょう
骨の撒かれた海の場所を教えてくれて、案内してくれたのは葬儀に呼ばずに排除した親代わりと名乗る方です
「震災で沢山の人が亡くなった海だから、心が弱っていると呼ばれるかもしれない」
とおっしゃり、一人で行かせるのは怖いからと案内してくれました
ここへ案内出来るのであれば、
なぜ葬儀に呼んで彼女が願い続けた事を叶えてあげなかったのか
一人で行かせるのは怖いとおっしゃるなら、何故別れの機会を奪ってより苦しめるような事をしたのか
と、正直思いましたが、
後悔なさったりからのご好意なのだろうと当時は思いました
その親代わりと名乗る方はその後も半年以上やり取りをさせていただいた中で以下のような事を口にしています
彼女が第1なのならば、
「あいたい」と死に際に必死に文字に遺した彼女の言葉や願いを無視しなかっただろうし、
入院中に「どんな形でも退院したら会うんだ」って万が一の場合の約束を彼女本人が直接聞いていながら会わせず送り出すなんてしないのではないかな?と思います
会いたかった人に合わせてもらえないまま送り出される彼女の無念や悲しみ、彼女の言葉や願い、想いよりも自身の主観や感情を優先して会わせずに送り出したのですから
この方がご自身でおっしゃってるように保身なんですよね
自身でこう言ってるようにお別れの儀式の意味合いや重要性を解っていながら排除した
解っているのですから、その機会を与えられなかった相手が一生苦しみ続ける事も苦しみに耐えられず命を絶つかもしれない事も容易に想像がつくはずです
亡くなる前日までの入院中、
それまでの数ヶ月間、
彼女が(彼女と)一番時間を共にしていた相手なんですから
ご事情的に仕方ないとはいえ、
無言で一方的に遮断するような形で関係を絶たれました
今がどういう状況か知りませんが、
彼女「まや」に結果的にそういうやり方をされてしまって苦しんでいる事を知ってる中で同じようなやり方をして何も感じていないのであれば、半年に渡って並べてきた後悔する言葉や海へ案内した時のようなこちらに対する言葉は本心では無いものだったのかもしれません
それもあり、よりこの方自身で言ってる通り、
葬儀に呼ばず排除した事で二人から別れの機会を奪った、
それによって彼女を一番に考えず裏切った事やその相手が命を絶つというような罪悪感から逃れたい保身だったのかもしれないと思います
勝手な話ですよね
殴っておいて痛いと言うな、
殴られて受けた後遺症に苦しみ続けて生きてくれないと私が苦しむ
って
挙句、最後は仕方ないにしてもこういうやり方なのですから
当然ですが、
こちらが被害者だとか、何も悪くないなんて言うつもりはありません
一番悪い、酷いやり方をしたのは彼女ですし
そういう感情にさせて、排除しようと思わせたのは自分の至らなさによるところなのでしょう
彼女が、
二人だけわかっていたらいい
二人の中にだけ真実があればいい
と言っていたので、それがどれだけ二人の中の真実からかけ離れた事であったとしてもこの方達に対して言い訳はあってもするつもりは無いのでどう思われていても構わないと自分はしてきましたし
ただ、
二人でしてきた事の結果を彼女側のものは棚上げして自分だけが一方的に何かしたかのように言われるのは正直どうかと思うのも本音です
それも経緯や前後、全ての事実を確認もせずに(物理的に不可能なので)
こういうものも含め、
自分はあの日に終わりにするべきだったと後悔しています
今も早く終わりがくる事を祈っている日々です
別れの機会すら与えられず、一生苦しみ続けるしかないのですから…
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