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亡くなる5日前、急変する前日、最後に普通に話せていた日のやり取りと葬儀の事

翌日、急変して次の日に目を覚まし、その3日後に彼女は亡くなった

そんな最後に普通にやり取りが出来ていた日

朝はいつも通り、
おはよ
と連絡があって、自分の仕事が始まるまで1時間程話した

昼もいつも通り、
昼休憩の時間に二人でやっていたゲームをして過ごした

夕方、仕事が終わって帰宅して「ただいま」と連絡を入れてから彼女が寝るまで6時間話し続けた

入院中も毎日これと同じかそれ以上の時間を共にしてきた
彼女が昼間含めて寝ている時間以外はほとんどの時間話をしていた
どれだけの時間を共にしてきたことか

そういう相手を彼女はちゃんと葬儀に呼ぶようにもしておかず別れの機会を与えずに切り捨てたのです

入院中、何度もこういう事を口にしていたのに別れの機会すら与えないより苦しめる残し方を選択していたとも言えます

入院中、彼女は会いたいと無理して頑張ったりする事もあって、その都度「焦っちゃだめだよ」と窘めてきた自分は自分から彼女に「会いたい」と言わないようにしていた

ほぼ唯一言ったのがこの日だったのだけど、

万が一死んでしまったら葬儀にも呼ばないような相手に「会いたいから頑張る」と言い続け、そんなに長い時間を共にし続けてきたのかなと思うと悲しくなるし、正直、怒りもわきます

彼女がそうやってちゃんと形に遺しておかなかった事を口実に死後に彼女の親代わりなんて名乗る方達は自身の主観や感情のみを優先して葬儀に呼ばずに排除して彼女を送り出した

入院中、彼女は自分に「万が一の場合でも必ず会おうね」と約束していた
そう約束した事を親代わりなんて名乗る方にも入院中、彼女は直接話をしていた
「どんな形でも退院したら会うんだ」って

彼女は急変して亡くなるまでのわずかに起きていられた2日の中でそのまま死んでしまった場合に彼氏に届けてもらう言葉を遺した

ちゃんと葬儀に呼ぶようにしていない相手に叶えようが無い「あいたい」なんて言葉を遺した彼女の残酷さはともかく、
こう遺して死んでいった彼女の願いや直接聞いていた話さえ親代わりなんて名乗る方達は無視して送り出した

ましてや、
二人居る親代わりなんて名乗る方達の片方の方は彼女が最後に遺した言葉を「本当に会いたいと思ってるのなら…」なんて、まるで口だけの言葉かのようにおっしゃっていた

翌日死んでしまうようなこんな状態にある人間に思ってもいないような事や嘘をわざわざ文字にしてまで遺すような余裕があるとでも思っているのだろうか?

親代わりと名乗り、大切な娘なんて口にする方が大切な娘が最後に遺した言葉をストレートに信じようともせず、穿った見方で否定して無視し、願いも叶えてやらずに送り出す事を「娘の為」とまで言う
彼女は最後まであいたいと言いながら死んでいったのにね…

要するに、
彼女の為の葬儀では無く、この人達の為の葬儀だったのだろう
彼女がなるべくこの世に悔いを遺す事無く笑って旅立てる事なんてどうでもよくて、この人達だけ笑って送り出せればそれでよかったのだろう

親代わりと名乗る方は後に葬儀に対してこう言っている

彼女からすれば、
最後まであいたいと文字に遺してまで願った相手に会わせてもらえないまま送り出された

それのどこが思い通りなのだろう?

どんな服装で送り出されるかどうかよりも最後まであいたいと願い続けた相手に会える事の方が彼女にとっては重要だっただろうに

それを無視して送り出した方がなぜ「少しでも叶えられた」なんて思えるのだろう?
一番に叶えてほしかった事は無視して叶えるどころかその相手を葬儀から排除したのに

入院中はもちろん、彼女が生きた最後の数ヶ月間、毎日朝から晩まで誰よりも時間を共にし、支えてきた側面もある相手に別れの機会すら与えない
そういう相手に別れの機会を与える事は人として最低限の礼儀ではないのかな?

親代わりと曲がりなりにも他人の子の親を名乗るのであれば、一方的に自分達の娘と所有物的な主張をする前に親としてそういう最低限の礼儀さえ欠いた娘に変わって礼儀を通すのが先なのではないのかな?

娘の想いや願いを考える事が先ではないのかな?

結局、人として最低限の礼儀さえ尽くしていない時点で他人を責める資格も無ければ、その相手と同レベルになってしまうんだよ

ましてや、
彼女自身が自分で決めて、選択して、自分でしてきた、二人でしてきた事と違って、その方達がやってる事は彼女の意思の及ばない所で勝手にやっている事なんだから

それどころか、
会いたいとずっと頑張ってきて、最後までそう言いながら死んでいった彼女を自身達の主観や感情で勝手に憶測して否定して、裏切ったのだから

彼女にしても、
親代わりなんて名乗る方達にしても、
それは余りにも酷い話なんじゃないのかな?と自分は思う

生きてられる間だけ嘘の約束をしたり、口だけの言葉を並べてでも一緒に居られればそれでよくて、万が一死んでしまったら別れの機会すら与えずに切り捨てて相手がより苦しもうがどうでもいいのだろうかとすら思う

死後に彼女はそんな酷い人間になった
彼女が命をかけてまで貫いた想いやしてきた行動、話してきた言葉は全て嘘になった

実際、自分は葬儀から排除され別れの機会すら与えられずに一生苦しみ続ける事になっているわけだしね

だけど、
入院中、
彼女が話していた事、
してくれた行動、
そういうものを今でも信じている
そうでなければこうやって苦しみ続けている事も無いしね

ただの酷い人に弄ばれて利用されて使い捨てられた
で済む話なんだろうから

それゆえに、
彼女を大切な娘なんて言いながらそんな酷い人間にしてしまった親代わりなんて名乗る方達の罪は深いと思っている

彼女は誰より自分にそう思われたくなかっただろうし、自分の事を苦しめたくなかった人なんだから

恋人同士の極めてプライベートなやり取りであるLINEの中身等を親でも親族でも無い一方的に親代わりと名乗るだけの方達が死後に勝手に覗き見て、彼女のそういう想いには何も目を向けてあげなかった事を残念に思う

それでいて、
大切な娘
なんて口に出来てしまう事を疑問に思う



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