葎(むぐら)

旧名:ちま。論理と物語と言葉それ自体の可能性を試しています。書くことをめぐって自分を試…

葎(むぐら)

旧名:ちま。論理と物語と言葉それ自体の可能性を試しています。書くことをめぐって自分を試しています。

最近の記事

Help me, KonMari !!

スパーク・ジョイに因果が絡まっていく世界線。 *** 部屋が完全に汚い。 完全に部屋が汚いのではない。 もちろん完全に部屋は汚い。 完全に部屋が汚いというのは、誰が見ても「汚い」と表現しうるほどには汚い、汚いのなんて火を見るよりも明らかだろう、という意味だ。 だが、それだけじゃない。 それに加えて私の部屋は、いま、「汚い」という概念によって示されうる物理的な状況を、余すところなく体現しているのである。 そういう意味で、部屋が完全に汚い、のである。 原因分析。 一。ゴミ

    • 「他/多なるもの」と「書く」こと。

      このnote記事をもって、30日連続更新が達成される。らしい。 感慨深い。 反面、素直に賀ぐこともできないでいる。自分で自覚しているのだ、どうしようもない記事を吐き出してきたことは。それも十分に。そういうエゴイズムに塗れた(まみれた、と読むのですね。知らなかった)吐き出し行為が、noteという場にとって、必ずしも肯定的な状況を作り得ないであろうという考えもあるから、自分のしてきた行為への負い目も感じている。 そういう負い目があるので、いずれ記事は削除したり整理したりしたいと

      • むしのていこう

        外国語のトレーニングとして、日本語歌曲(大抵アニソン)の翻訳を、頭の中でやってみることにした。のんびりやりたいから、あんまり一生懸命にならず、好きな/印象的なフレーズ一行をだけでもいいからやってみる。 結構面白い。歌詞の翻訳ということで、意味が通るという以上に、音楽性・詩性があることを重視する。だから、語順を入れ替えたりアクセント考えたりしながら試行錯誤。それから実際の音にはめて歌ってみる。 という小さな努力から、もう一度始める必要があるのかもしれない。 *** 小さ

        • 冬の森、眠る熊

          気がつけば3月も終わりにさしかかっていて目眩がする。一体この休みに、自分に何ができたというのか。考えるだに恐ろしい。 春。 という季節は、あるいは自分にとっては捉えどころがないものの代表なのかもしれない。冬と春の境目が、二十数年生きてきたけれど、未だによくわかっていない。暦の上での定義に、感覚が追いついてない。気がつけば春の中にいて、気がつけば春のあとにいる。嫌いな季節じゃないだけに、するするとすり抜けていく感じが、もどかしい。もっと手元にあってほしい、その肌理を感じたい、

        Help me, KonMari !!

          やわらかいもの

          連続30日を超えるまでは、何としてもやり遂げる。 どんなに中身のないものでも、もはや関係がない。 now, just do it これだけでもやり遂げないと、もうこの先何もできないような気がしている。 *** 大切にしたいものがある。 やわらかいもの、もろいもの、小さいもの。 人の弱さ。残酷さ、傲慢さ。 無行動の大志。 フール。 社会から糾弾されてもやむを得ないような、人のありさま。 自分にあったら嫌なもの。 人にあってもいい気がしないもの。 そういうものを、やわら

          やわらかいもの