見出し画像

名前の由来、こどもたちのこと-その2

引き続き、お題「 #名前の由来 」にのって、子どもの名前の由来について記しておきます。

一応、前の記事からの続きになります。もし、興味のある方は、その1も読んで頂ければ嬉しいです。

おもう

私が詰め襟をきていた高校生の頃のお話し。

同級生の私と同じ名前、漢字は違いますが、「たかのり」とトイレで一緒になりました。並んで用を足しながら、こんな会話をしたのを覚えています。

私「たかのり、いまの世の中、ソウゾウリョク、が足りないと思わないか?」
友「「つくる」じゃなくて、「おもう」の方か?」
私「そうそう、その、想像力」

おおよそ、そんなやり取りです。

当時、私は、高野悦子『二十歳の原点』をバイブルとしているような少年?青年?でした。また、兄たちの影響もあり、社会に対する不満や不条理への憤りを漲らせていたのです。

私には、みなが想像力を駆使し、他人や社会について考えれば、もっとよい社会に、日本になると思っていました。それは、今もかわりませんが。

「想像」の「想」は、私の中での重要な言葉です。

次男が生まれた時も、音で「そう」、がいいなぁ、と思ったのだと思います。
もう、記憶が定かではありませんが、想、だけでなく、奏なども候補にあげたかもしれません。

しかし、やはり「想」です。

人を想うことができる、人の哀しみや辛さを想像できる、そんな優しい人になって欲しいというような思いがあったのは間違いありません。

3人の中では一番、ちょっと変わった名前かと思いますが、本人はどう思っているのでしょうか。

むすぶ

3人目は待望の女の子。

私は先に書いた通り男3人兄弟、長兄の子どもは男3人、次兄の子は男2人。
かみさんは女二人姉妹。かみさんのお姉さん(義姉)の子どもも男3人、と、我が家の周りは男だらけでした。

そこへ、満を持して?生まれてきたのが女の子。これには、私もそうですが、みんなびっくりでした。

女の子が生まれたら、モモちゃんにしよう、それともアイちゃんかな、といろいろと考えてはいました。

結局、娘の名前も、音から入ったような気がします。

「ゆい」という優しい響きを第一に考えたのだと思います。そして、かつての農村に、共同体にあったという、結、のように、人々が助け合う姿。それをイメージして「結」という漢字にしました。

3人めで、これで結び、という意味では、と解釈された方もいましたが、それは全く考えていませんでした。

「結」という字の如く、人と人とを結びつける、優しく、温かい心の持ち主であって欲しいと思って名付けた、のだと想うのです。

シンガーソングライターの 小室等さんの娘さんが結さんで、小室さんはその娘さんの名前からユイ音楽工房という事務所を設立されていました。それも、少しは、娘の名前に影響していたかもしれません。

ここまでくると、現在、私が屋号として名乗っている、Office TAKU、についても理解いただけたかと思います。 

と、いうことで、「ひらく、おもう、むすぶ」という子どもたちの名前の由来のお話はこれでおしまい。

この記事が参加している募集

名前の由来

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?