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このままの経営じゃダメ!一皮剥けないと

「事業は順調ですか」と良く聞かれるんですが、よくする回答は「順調と言えば順調だけど、そうでないとも言える」と回答します。。。
一見順調に見える、ただし先々のことを考えると良い状態ではないと感じる。そんな贅沢な悩みとも言えることについて今回は書いていこうと思います。

世の中のスタートアップ、中小企業の経営者の皆さんはには分かってもらえるんじゃないかなあという内容、そしてこれから起業する皆さんへのアドバイスというか現実を理解してもらえる内容になったらと思います。

経営者と事業の関係性

まず、経営者は常に事業のことを考えているし、適切な意思決定ができるように情報を収集していると思うし、自分もそうしていると自負しています。

一方で、四六時中余力もない中でギリギリで働いているか、それとも常に色々考えながらも余裕を持って経営ができているかは違うと考えています。
そして、事業の成長、好調かどうかとこうした経営者の余力の関係性を下記みたいによく考えています。

業績も不安定で忙しさもMAXな創業期

立ち上げ時の一番辛い時期ですね。。。
利益も出ない中、資金繰りにも注視しながら多忙な日々を送るわけです。

とりわけいきなり人を沢山採用してコストを増幅させるわけにもいけないので、1人2役3役は当たり前で、とにかく色んなことをしなければならないわけです。

自分も創業1年目は無我夢中で、お客様とのプロジェクトには全て自分が窓口になり、資料も作り、一方で管理的な人事採用、オフィス移転、会計系など全て自分でやっていました。。。

キツかった。。。でもこの期間があったから色んなことを知って、多角的に事業や経営を考えることができるようになり、今にも活きていることばかりです。

事業は順調、でも・・・

左上が、まさに今自分が置かれている状況です。順調だが、胸を張ってそう言い切れない状況。。。

確かに売上、利益、お客様やパートナー様の数など見れば本当に順調です。
でも、それは120%稼働を自分が続けているから。。。
この状況をあと数年続けていくことは正直しんどいし、例えば自分に何かあったときに事業へのインパクトが大きい状態はリスクとも言えるわけです。

ということで、早く右上に移行したいわけです。。。

良い会社とは?

右上の良い会社は、経営者が時間的にも精神的にも余裕があって、事業が好調である状態だと考えています。

余裕あるなら働けよ!って言われてしまうかもしれませんが、余裕があるから、適切な意思決定や情報のインプットができると思っていて、それによってより広い視野で経営の意思決定ができるはずだと思うわけです。

周りのメンバーからしても、忙しそうにしてて、打合せの時間の予約もしにくいみたいな状況より、「社長、暇そうだな」ということで気軽に相談できて、相談した時に適切な回答してくれた方がいいんじゃないかなと。
そして、何より経営者が忙しく働かなくても事業が好調である状態は素晴らしい状態なんではないかと思います。

こういう組織だと、従業員はどんどん自分で意思決定をして、新しいチャレンジができるだろうし、経営者は経営者で更に高い視点で物事を考えられるんじゃないかと考えていて、自分は何とか来期(2023/5〜)ここへの移行にチャレンジしたいと強く思っています。

来年の今頃、「最近暇です」「メンバーが勝手にやってくれてて事業が順調」「寂しい」みたいなコメントができるようになれたら移行に成功しているということでしょう!


ということで、4月決算のKICONIA WORKSは1年で最も多忙な2〜3月を迎えています。
それとともに来期から強力なメンバーの参画も決まりつつあります。
ただただ、売上や利益、顧客満足度だけを追求するのではなく、それプラス持続可能な経営というものを突き詰めていくべく、もうしばらくの間、多忙な状況を楽しんでいきたいと思います。。。

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