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かわいい妻には旅をさせよ

タイトルからイメージすることと、書いていることがすごーく乖離している気もしているんですが頭に浮かんでしまったので、そのまま書いていこうと思います。

さてさて、本題です。
もうだいぶ前のことですが、とある秋の日、妻が一人旅に出ました。しかも人生初の一人旅。行き先は、ごく近距離なんですが、ちゃんとした一人旅です。

このnoteで書きたいのは、その一人旅の中身ではなく、旅に出た経緯です。

その時、僕らは結婚してまだ数年でしたが、その間にもいろんなことがありました。僕がベンチャー企業を退職し、新しい会社の立上げメンバーとして働いたり、個人事業主になったりと仕事面で厳しい時期もたくさんありました。そして、住む場所も何度か変わったりして、変化の多い数年間でもありました。

そんななかでお互いに衝突することもたくさんあったのですが、なんとかやってこれたのは「お互いに考えていることをちゃんと話す」を意識してきたからかな、と思います。まだまだ、できていない部分もたくさんありますが、振り返るとそこかなあと。

「お互いに考えていることをちゃんと話す」というスタイルで、日々いろいろ話しているんですが、その時妻の仕事が忙しくいろんなモヤモヤが溜まってきていました。(明確に言葉にはなってなかったのですが、話を聞いているとそんな感じがしてました。)
仕事が忙しいとなかなかリフレッシュする時間もなくなり、さらにモヤモヤが溜まっていくという悪循環の中では、どうしても思考がネガティブになりがち。今の仕事のこと、将来のこと、家族のこと、いろいろと大きな、そして抽象的な不安がぽこぽこと出てきて、でもそれをじっくりと腰を据えて考える時間もない。。。

そんな時に、ふと妻が「旅にでも出ようかな(笑)」と冗談っぽく言いました。
僕は、「いいんじゃない?(笑)」と気軽に返したんですが、改めて考えてみると、ゆっくり、誰にも邪魔されずに、自分ひとりで過ごす時間って大切なんじゃないかと思えてきました。

だから、「今度の休み、ほんとうに一人旅してきたら?」と僕の方からすすめてみました。
行き先は、どこか落ち着いた雰囲気で、時間がゆっくり流れていそうなところがいいんじゃない、と話してみると、妻も「いいね!」と。

そんな経緯で、妻が一人旅に出ました。

静かに、ゆっくりと、自分に向き合える場所で、考えたこと、頭に浮かんがことを書き留めるためのノートとペンをもって。

一人旅から帰ってきた妻は「よかった!またやってみたい!」ということで、抱えていたもやもやが少しは和らいだようでした。

これまでは、もやもやを聞いてあげなきゃ、何か解決につながることを一緒に考えなきゃ、という思い込みがあったのですが、一人でじっくり考える時間、場所をつくる、というアプローチもあるんだな、と実感した経験でした。

ノートを読んでいただきありがとうございます。