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弱者男性・孤独おじさんになりがちな人の特徴。否定主義に陥るとモテないおじさんになる。

ネットを見ると若い世代から「おっさん」は大抵批判されてますね。
「おじさん」「おっさん」は大抵、若者から叩かれてます。
まるでネットだと中高年男性が汚い存在の象徴みたいに成ってます。

最近は弱者男性と言う言葉も、本来の意味とは異なるニュアンスで使われて、まるで罵倒用語みたいに成ってますね。
どうしてここまで中年男性は批判されてるのでしょうか。

①否定主義が多い。若者の文化を否定する。

とにかく、おっさんは「昔は良かった。今の文化はダメだ。」と言いがちです。
私の親父なんかも「K-POPなんか幼稚で全然だめだ。それに比べたらビートルズやディープパープルやブルーハーツは良かった。」
と現代の音楽を否定して、昔の音楽の方が魂を揺さぶるような実力があったと言います。
しかし私は逆に、ビートルズやディープパープル、ブルーハーツを聞いてもそこまで良いとは思いません。

結局は自分が若いころに流行っていたものが素晴らしいと思い込むのです。
これは脳の認知機能が関係していると思います。
年を取ると(30代を過ぎると)脳の記憶力や認知力が低下して、漫画やアニメ、ゲームも楽しめなくなるのです。
なので自分が子供の頃や、青年期ころにハマっていたものが完成されていると思い込むのだと思います。

私も、初めて触ったポケモンのゲームは、ポケットモンスター金・銀でした。なので、金銀こそが最も完成されていて心がワクワクすると思っています。
3D化してからは「ポケモンらしくない!冒険してる気がしない!ドット絵の方が良い!」っと思っていました。(今もそうですが(^▽^;) )  バイオハザードもコードベロニカやアウトブレイクが一番良くて、最近の7だとか8はバイオらしくない!と思ってます。
でもそれって自分自身が老けて、今の流行を楽しめないだけなんですよね。
ポケモンは今でも売れているのだから世間的には成功しています。
つまりポケモンの質が下がっているのではなくて、自分がおいているのです。

②過去の栄光を語りたがる

「これでも昔はモテたんだよ。」
「昔は年収が1000万もあったときも、、、」

おじさんはどうしても「過去の栄光」を語りたがります。
これって実は逆効果なんですよね。
お世辞で「すごいですね!」って言っていても、下の世代からすると「ああ、この人は昔の栄光にすがってるんだなあ」
「今は人生がうまくいってないんだなあ」
と思われてしまいます。特に今の日本は70年代・80年代の方が金持ちで、現代の方が不景気なのでついついそういう話になります。

③自分の経験や体験を絶対視する

おじさんになると、どうしても人生が長いので自分が体験した事や経験したことが多くなります。結果として「やる前から分かる」という事が増えてきます。実はこれこそが老化の加速なんです。
そして「年長者として、若者に教えてあげよう」という姿勢を取りたがります。しかしここで問題なのは、知識として知っているのと、体験して諦めるのは全く違うのです。
「恋愛や結婚なんて勘違いだよ」
「セックスなんて相手の事も考えないといけないけど、自慰の方が気楽だよ」「旅行なんて、どこ行っても同じだよ」「海外留学したけど、人生変わらなかったよ」こういわれても、でもやってみたいし、体験したいじゃないですか。結果だけじゃなくて過程が楽しいのです。
過去の経験や体験こそが多くの中年の人の行動力を削ぐ原因です。
もっと馬鹿になって行動することが大切だと思います。
やたらと「年長者として・・・」みたいなノリで人生を語りたがる、理論化して下の世代に教えたがるのは辞めた方が良いかもしれませんね。

なにより「自分の体験」が他人に当てはまることはあんまりありません。

④やらない言い訳を考えて、いつも言う

年を取るとどうしても「やらない言い訳」を言います。
「それは一通り体験したし」
「昔やって来たし」
「どうせ○○と同じだろ」
と言ってやらない言い訳をします。

実はこれ単純に「体力が減ってる」ので面倒くさくなるのです。
さらに年を取ると、IQや記憶力も低下するので新しい事を覚えたくなくなります。
でも自分が怠惰だとかめんどくさがりだと思いたくないので、
「そんなのやっても意味ない」
「それらはもう経験した」
「前の○○と同じでしょ?」
って言ってやらない理由を言いたくなります。
やりたくないときは「もう体力が無いんだよ」「もう頭が付いて行かなんだよ」と正直に言いましょう。


どうすればいいのか? 否定主義と懐古趣味を捨てる


「孤独なおっさん」に成らないには、やはり新しい風潮を受け入れて価値観をアップデートさせていくしかありません。
伝統主義・保守主義(バーク主義)と懐古主義は異なります。
また危機意識が高いのと、なんでも批判・否定するのは異なります。

思考停止しないためにも批判精神は必要ですが、批判や否定が目的化したり感情的に否定してはなりません。

例えば、あなたが政治的・宗教的にLGBT運動に否定的だとします。
しかし知識としてLGBTについて勉強するという事はやってもいいのではないでしょうか?
肯定しなくていいので中立的に学習するというのは出来るはずです。
「とりあえず過去の経験から否定」では、「時代錯誤なのに分かった気になってる」反動主義的なおっさんに成り下がります。「昔は良かった」というのはだれしも思いがちですが、それは実は子供の頃の方が体力があったのでそう思えてるだけかもしれません。
自然と生きていると現代では「老害」「なんでも否定おっさん」になりがちです。
無理やりでも、他人をほめる、今のトレンドをほめる、と言うのをやってみましょう。



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