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豆大福について


(※今日の内容を音声で楽しみたい方はコチラからどうぞ(^^)↓)


僕は豆大福が好きである。

いや、どうしていきなり豆大福の話なんだと思うかもしれないけれど、それは単純に今僕が「あ、豆大福が食べたいな」と感じたからというただそれだけの理由ではある。

豆大福が好きだとは書いたけれど、そんなに頻繁に食べるわけではない。

たいてい何か買いものに行った時に、まあ僕は食べ物くらいにしか興味がないから、なんとなくパンとかお菓子コーナーを見るのが好きで、そこで黒糖まんじゅうとか豆大福を見つけると「あ、食べたいなあ」と思って、ついついカゴに入れてしまう。

なんというか、「普段はそんなに食べないのに急に無性に食べたくなるもの」というのがある。

豆大福も僕にとってはそういう位置づけというのか、まあそもそもお菓子をそんなに食べないのもあるから、ときおり食べたくなるのかもしれない。

ちなみに(何がちなみにかはわからないけれど)、僕の奥さんは豆大福が好きではない。

というより、豆がそもそもそんなに好きではないらしく、例えばお赤飯に入っている豆もよせて食べるくらいである(お赤飯は好き)。

僕は逆にたっぷりお赤飯に豆が入っていると、なんとも嬉しくなってしまうから、奥さんがいらないお赤飯の豆をもらって食べる。

食べ物の好みというのも、人それぞれで面白い。

奥さんが豆があんまり好きではないものだから、僕がスーパーで「あ、豆大福おいしそうだな」と反応しても、奥さんは「ふーん…」という感じなので、たいていは2人とも大好きな黒糖まんじゅうと、僕が食べる豆大福、あと奥さんは別の何かを買ったりすることが多い。

それにしても、お菓子の好みというのも、年を重ねるたびに変わってきたように思う。

小さい頃ならそれこそ、駄菓子とかスナック菓子を食べながら、スーパーファミコンとかをやりまくっていたけれど、そのうちそんなにお菓子も食べなくなり、食べるにしてもまんじゅうとか、ようかんとか和菓子を好むようになった。

こうなると、なんだか年をとったなあと感じる。

とはいえ、和菓子は食べてみると改めておいしいと今は思う。

若い頃は、和菓子というと「じいちゃんばあちゃんが食べるお菓子」という感じで、全くと言っていいほど食べていなかった。

けれど、今は甘納豆とか、かりんとうとか豆大福とかまんじゅうとか、どら焼きとか団子とかようかんとか、それこそじいちゃんばあちゃんがお茶の時間に食べるようなお菓子を好んで食べるようになったし、何よりおいしいということに気づいた。

なんというか和菓子は甘いけれど、洋菓子のような甘さとはまた違って、今の僕にはちょうどいいし、お茶に合うしもちろんコーヒーにも合う。

あと、あの手軽に食べれられる小ささというのか、サイズ感がいいのかもしれない。

それこそ、お茶とかコーヒーをそばに置いて、あとはパクパク和菓子を食べながらのんびりするなんてなんとも幸せな時間だと思う。

とはいえ、僕が気が向いた時につくるのはバリバリ洋菓子なのだけれど、和菓子はなんというかハードルが高く感じて、あまりつくってみようと思わない。

1回だけ黒糖まんじゅうを自分でつくって食べてみたいと思ってやってみたけれど、まあまあの手間で、僕の「なんだかめんどくさいセンサー」が反応してしまって、それきりである。

まあいつかは、自分で和菓子をつくって食べれたら楽しいだろうなあとは思いつつも、今はとりあえず豆大福をスーパーで買って食べたい、そんな気持ちでいっぱいである。


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