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ヤーコンの活用方法とは?

地方にもよるけど、ヤーコンは中々スーパーでは見かけません。

病院や施設の厨房で働いても、ヤーコンを使った料理を提供することなど殆どないのです。

先日、道の駅でヤーコンを見つけたので購入してみました。

ヤーコンの魅力的なところは、甘味料として使えるにも関わらず、低カロリーで低GI。

食物繊維が豊富な上に、体内に吸収されにくい性質があることからも、低カロリーで低GIと言えるのです。

因みにヤーコンはイモ類に属します。



ところで、ヤーコンにはどの調理方法が合うのか?…とヤーコン売り場のPOPを見ると「金平が合う」とのこと。

そして、早速金平を作ってみました。


材料はヤーコンと人参(紫、赤、黄)と人参の葉。

(ちょっと人参の葉は失敗したかと思います…緑色を付けるのなら、南瓜の皮の方がいいかも…)

ごま油で炒めて、塩を振って醤油で味付けし、ごまをふりかけます。

実際食べてみると、ヤーコンは本当に甘いです。

そして一緒に炒めた人参も甘く仕上がります。

甘味を加えなくても野菜の甘味が活かされているので、醤油や塩だけで甘辛く仕上がります。


ヤーコンはシロップがあるように、甘く仕上げる料理の甘味料として用いることが可能です。

ヤーコンそのものの食感が梨っぽく、甘さがさっぱりとしています。

ヤーコンは糖質の観点からも肥満予防に良いのですが、実は複数のミネラルも含まれています。

イモ類に豊富に含まれるミネラルはカリウムであり、ヤーコンにはカルシウム、マグネシウム、鉄分、亜鉛も含まれています。

カリウム、カルシウム、マグネシウムは体内の電解質の均衡を図り、細胞を正常に保つことに寄与します。

また、マグネシウムやカルシウムが骨を丈夫にし、鉄分は赤血球の材料となり、亜鉛は細胞分裂に欠かせないミネラルです。

マグネシウムは体内で酵素反応やエネルギー代謝に関わることから、体内では重要な役割を担います。

現代人はカルシウムが不足していると言われていますが、骨がもろくなるのはカルシウム不足だけが原因ではなく、マグネシウムの不足も関与します。

マグネシウムは不足すると腎臓からの吸収が亢進します。

そうなると、骨に存在するマグネシウムが利用されます。

マグネシウムが不足すれば悪循環を引き起こします。

マグネシウムはカルシウムを骨に定着させる働きがありますが、マグネシウムが不足すればいくらカルシウムを摂っても骨を丈夫にすることが出来ません。

また、現代はストレス社会であるとともに、欧米化された食事や白砂糖が使われた食品が沢山出回っており、血液が酸性に傾きやすくなります。

この時、カルシウムは血液をアルカリに傾けようと中和するように働きかけます。この時、カルシウムは骨密度の維持よりも血液の中和の方を優先します。また、マグネシウムが不足すると、この動きを抑えることが出来ません。

ヤーコンは甘味を付けられる上に、白砂糖と違ってミネラルも含まれるので、骨密度を維持しながらも甘味を楽しめることが出来る食品です。

かと言って食べ過ぎてもよくありませんが…


中々お目にかかれないヤーコンですが、料理を甘辛く仕上げたい時に活用出来ます。お菓子作りの甘味料として活用すると、白砂糖より遥かにヘルシーで低GIのものに出来上がり、ミネラルによる健康効果を得られることにも期待があるのです。



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