こんばんは！ユヒです＾＾

このnoteでは、
昨年2022年11月、
フィリピンの公立小学校で授業をしてきたことをテーマに、
その経緯や学びを私らしく感情的に語っています。

最後まで読んでいただけたら、とても嬉しいです！

（※以前使用していたアカウントで2022年11月に投稿していたものになります。一部、補足を入れたり修正した箇所もあります。）

個人でアポ取り！フィリピンの小学校で授業してきた！

なぜフィリピンの小学校で授業？

①そもそも、なんで海外の小学校で授業なんてしようと思ったの？

▶︎今、自分がやりたいと思っていることを本気でやりたいのか。国際協力、教育分野、自分の興味関心を確かめるため。

　また、応募を決めた「トビタテ！留学JAPAN」の留学計画に行き詰まっており、自分の気持ちを言語化するため。

（追記：トビタテに関して。応募準備を進めていましたが、様々な都合により申請が出来なくなってしまいました。これに関しては正直納得いかないことが多いです。。。でも、2022年11月〜2023年1月の約３ヶ月間、色んな人と話しながら本気で自分と向き合って、やりたいことが見えてきました！）

②なぜフィリピン？
▶︎「タイミング」と「縁」
当初は、ネパールに行きたかったけど、航空券が高すぎて断念。
でも、①でお話したように、今が行くべき、行かなければならないタイミング。

そんな中、「あ、私の一番仲良いKちゃんフィリピン出身じゃん。」
　フィリピンはずっと行ってみたかった国の1つだったため、その瞬間、航空券を予約しました。笑

その日に、Kちゃんに「フィリピンに行くー！」と話したら、「じゃあウチの親戚の家に行きなよ」と言ってくれて
そこからはもうトントン話が進んでいきました。

Kちゃんがいなかったら、今回の旅は成立していません。Salamat po！

③個人でアポなんて取れるものなの？
▶︎取れました！

Kちゃんがタガログ語などを手伝ってくれたというのは、かなり大きな力ですが
英文で学校にメールを送ってPermission Letter用意して…と毎日奮闘。

当初、コロナの影響で断られていたのですが、
フィリピン渡航１週間前に、急に１校、授業許可をもらうことができました。

その後、急ピッチで授業準備、許可証兼推薦状を作成。

この過程は、結構頑張りました。
大変だった…。

また、大学の教授、知人、沢山の方々に協力していただきました。私のワガママを受け止めてくださり、本当に有り難いです。

④授業テーマは？
▶︎『Japanese culture ：Sensu and Yukata』
　
はい、そのままです。シンプル。笑
私が授業をするクラスは2年生だし、何よりも、子どもたちには楽しみながら日本文化を体験してほしいと考えていたため

文化紹介はほんの少しで、ワーク中心の授業構成にしました。

ワークの内容や様子は、この後の「授業の様子」に書きます〜

Dulong Bayan Elementary School

さて、こちらからやっと、本題スタート？です。

ここでは、校長室での様子と、職員の皆さんの日本に対する興味関心について書いています。

今回、私が訪問、授業させていただいたのは
フィリピンのDulong Bayan Elementary Schoolという公立小学校。
サン・マテオという都市にあります。
滞在していたマリキナという街からは、車で30分くらいでした。

((滞在場所やフィリピンでの過ごし方、スラム街への訪問等は、また別の投稿で！

校舎外観、とても綺麗ですよね。
この校舎を見たとき、私の第一印象
「日本の小学校より綺麗なんじゃない？！」

校舎は２階建で、教室がズラーっとたくさん並んでいます。
日本の私立高校みたいな感じかな？
（私立高校に通っていた知人の話から想像しました）

とにかくフィリピンは子どもの数が多いので、その分生徒数も半端ない。
どの学校も基本、１クラス４５人くらい。
それに対して先生は１人です。
エアコンはありません。最高気温40度…

まずは、校長室にご挨拶に行きました。

こちらの画像の校長室は想像以上に快適なお部屋。私が今回の旅で訪問した中でも一番綺麗な場所だったと思います。

ちなみにフィリピン人は写真とクリスマスが大好きです。

11月には全てがクリスマス一色で、
外に出れば必ず「パロル」という星形のクリスマスオーナメントを目にします。

そして何といっても、
子どもから大人、おじいちゃんおばあちゃんみんなが、日本のJK（女子高生）並みに写真を撮りまくる。

この時も、職員の皆さんが大歓迎してくれて
30分ほど写真タイムでした。笑
授業9時スタートっていう話だったけど実際開始したのは10時。笑

またこの時間通りに進まない感じ、
みんなの大丈夫だよ〜いいよいいよ〜という緩さ加減。

ベトナムでも感じたけど、私はとても好きです。
結構、時間にルーズな私にとっては、正直かなり快適。笑

話が脱線していくので、これはここまで。

職員の皆さん、日本文化に興味津々。

私が着て行った浴衣、プレゼントした扇子や折り鶴、柿の種について、たくさん質問してくださいました。

また、漫画やアニメ、ドラマ、観光地についても質問攻め。
「日本に侍っているんだよね？」と聞かれた時は、ビックリ！
よく外国人が勘違いしてるって聞いていたけど、まさか本当に信じているとは！

確かに「侍」も文化ではあるけど
今はいないし、
「リアルな今の日本文化」って何なんだろう？そう考えさせられた瞬間でした。

また、自分の母国の文化に興味を持ってもらえたことが、すごく嬉しかったです。

教室での授業の様子

文章ばっかりで飽きますね。
ここからはビジュアルと共に綴ります！
（写真＝picture でしたが、フィリピンではvisualというそうです。これが普通なのかな？）

まずは、英語とタガログ語で自己紹介。
みんなすぐに、私の名前を呼んでくれましたが、大人も子どもも私の名前「Yuhika」の発音が難しいとのことで、色んな名前ができました。笑

みんな頑張ってAte Yuhi〜と呼んでくれました。
（ちなみに、名前の前に着けるateとは、タガログ語で「お姉さん」的な意味があり、主に年上女性を呼ぶ時に用いる表現です。）

次に、日本文化の紹介。
「夏」を大きなトピックとして、夏祭り等の写真を見せながら浴衣や扇子の他に、屋台や花火などの紹介もしました。その中で、徐々に浴衣と扇子にフォーカス。

扇子の使い方を教えた時の子どもたちの反応が新鮮でした。

また、浴衣を見て、
みんなbeautiful !と言ってくれました。
日本文化を褒められるってこんなに嬉しいとは＾＾

日本文化体験ワーク
一言でまとめると、無地の扇子に、ひらがなで自分の名前を書いてもらう。
（余白には、自由に好きな絵を描いてOK）
簡単でもいいから日本語学習＋日本文化に触れて欲しいという狙いを込めました。

それに、扇子は暑いフィリピンでは実用的だし、自分で作ったものを自分で使えるって、子どもにとっては凄く嬉しいことだと思うんです。

結果、下に写真も載せましたが、毎日使ってくれているそう！

予想外だったのが、名前カードをとても喜んでくれたこと！

「ひらがな」という初めて触れる日本語が不思議だったのかな。
子どもたちは、タガログ語で話すため、何を言っているか全くわからなかったんです…。

みんな一生懸命話しかけてくれるんだけど、分からない。
それがすごく心残り。

でも、そんな中でも子どもたちと英語やボディランゲージを用いて、とっても素敵な時間を過ごすことができました。

まさに、非言語コミュニケーションを体感できた瞬間。

以上が、大まかな授業内容となります。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
ここからは、授業を行って感じたこと、得られたもの等の感想となります。

子どもたちから学んだこと

子どもたちが、しかも小学2年生の子たちが、
日本語という外国語や日本文化に触れてくれることが、こんなに嬉しいことだとは、全く想像していませんでした。

私は、「日本の〇〇が嫌、海外の〇〇な文化・風潮が羨ましい」と
日本人の考え方や文化に窮屈な気持ちを持っていました。

今もこの気持ちには変化はありませんが、
でも、今回、この子たちやフィリピンの人々によって、日本の魅力に気付くことができたんです！とても大きな収穫です！

今まで、「日本の良さって何だ…」と思っていましたが
自分が「わかろうとしていなかった、知ろうとしていなかった」のだと深く反省。

あとは、タガログ語を学びたい！そう思った！

日本の子どもにはないor桁違いのハングリー精神

彼らは、めちゃくちゃ凄いパワーを持っています。

適切な表現かは分かりませんが
発展途上国だから、経済的な影響が大きいから、と色んな理由が絡み合っているのは分かっています。

でも、それ以上になんか違う気がする。

幼稚園、小学校、小さいうちからタガログ語に加えて、公用語である英語も学ぶという学習環境要因もあるのか？

とにかく吸収力が凄い。

そして、発音が綺麗。
数回、日本語の発音を教えちゃえばコピーできちゃうんです。
あ、私の名前を除いては！笑

ここから日本人が何か盗めることないかな〜
絶対あると思う。
けど何だろう。。。難しい。
正直、彼らに十分な学習環境を提供できれば、日本人なんてあっという間に追い越されると思いました。（日本人やばいよ！）

私たちの生活には沢山のものがあります。
全てとても便利で、生活を豊かにしてくれる。先人の知恵、先人のおかげです。

だけど、私たちはそれをうまく使えているのか？

フィリピンの人々の生活は「必要最低限プラスONE」でした。

私たち多くの日本人の生活は、このプラスONEが積み重なりすぎて
本当に必要なもの、やりたい事が見えなくなっているのでは？

自分が本当にやりたいことって何だろう。
これを考える機会や時間も足りてないんじゃないのかな。
さらに、大人が子どもの自由な発想や夢を制限してしまっている気もします。

これは私が理想とする社会です。
まだざっくりとしているし、
大まかな夢ではあるけど、絶対に何かしらの形で実現したい！
いや、私が実現させます。
まず、その一歩として
こんなプロジェクトを企画しています！⬇︎

WE ARE THE DREAMERS

『WE ARE THE DREAMERS』というプロジェクト名にしました！
詳細等は、まだ調整中なのですが、大まかにお伝えすると…

日本では「自分の夢を語ること＝なんか恥ずかしい」
こんな風潮があると思うんです。

でもこれって、本当に必要？

もっとこうしたい、ああしたい、本当はあれやりたい。

あなたの心の奥や、頭の片隅にある素直な気持ちを言葉にして、みんなでシェアしたら、みんなあなたのやりたいこと、夢を応援してくれるんじゃないかな。

もし、身近に応援してくれる人がいなくても、やりたい気持ちがあれば、日本に住む誰かは、この子達は、世界の人たちは、
絶対に応援してくれる人がいる。

このように考えたのには、この他にも理由があります。

私は、今まで主に経済的事情で自分がやりたいことを我慢してきました。
子供の頃の私にとっては、それがかなり自分の中での重い鎖のようなものでした。
やりたいことも言いたいことも、全て自分中で飲み込んでいたんです。

「それはちょっと無理だよ」って何回も言われたし、
人って案外急にいなくなるんです。

でも今は、自分でバイトで稼いだり、学費免除、奨学金、このおかけで、自分でやりたいことをできるようになってきています。

それでもやっぱりお金がなくて今すぐできないことはあるけど、でもどうにかこうにか、遠回りになっても、やっていける方法はあるんだよね。
これは、この夏8月〜私に関わってくれた皆さんが教えてくださったことです。

やりたいなら口に出して伝えればいい。
頼ればいい。

こう教えてくれたんです。
え？こんな単純なこと知らなかったの？って思いますよね。

そうなんです。私は知りませんでした。
頼るって方法は知っていたけど、頼れないんです。
何でも一人でやるよう育ってきたから。

だから最近は、頼ることを練習しています。笑

でもこれって、私にとって、確実にプラスの経験にもなっているのです。
絶対にマイナスではない。母に感謝すべき大きな財産です。

このプラスの経験を活かしたいし、
私だからこそ伝えられる何かができたらいいなと思います。

それが、WE ARE THE DREAMERSに繋がっている、はず。

ダメだ〜
どうしても長くなってしまって終われない。笑
しかもまだ考え中のことばっかりだから、うまく伝えられない！

これはまた、プロジェクト概要がまとまり次第、別の投稿に出します。
さすがに長すぎる！（現在、6,659文字。笑）
よろしくお願いします！

ここまで、全て読んでくださった強者の方いらっしゃいますか？！！
いたらぜひ、教えてくださいね。
ちょっと読んだよ〜って方も、皆さん、感想や率直な意見をくださるととても嬉しいです。

載せきれなかった写真を置いておきます。