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術後1日目:歩いて病室へもどる

手術の日は、痛め止めの点滴をしっかりと入れてもらったおかげで、それほど痛みを感じることはありませんでした。夜中に、途中、軽く目が覚めたりしましたが、概ね朝までしっかりと眠ることができました。

翌朝、鳥のさえずりで朝だと気づきお目覚め。なんとも爽やかな朝の目覚めです。と思いきや、現実はどんよりとした目覚めでした。

麻酔や痛め止めの影響が残っているのか、とにかく身体は重く、頭はぼ~っとしていて全然爽やかではないのです。ベッドに上でただ起きていてもやることもなく、身体の調子も悪くなりそうので、再び眠ることにしました。

しばらくすると

看護師さんの「おはらんさん、おはようございます。ご気分はいかかですか。」

私「悪くないです。」とだけ答えておきました。

看護師さん「おし〇この管を外しますね。」

私 「お願いしま~す。」

ニュル~と管の抜ける感じが苦手です。

看護師さん「管抜けました。これタオルです。お身体拭いてくださいね。」

ぼ~っとした頭で身体を拭きます。とりあえず、身体はスッキリ。尿管も外れたので、少しは身体が動きやすくなりました。

次に、朝ごはんが配膳されました。

しっかりと普通食です。ボリュームも普通。どんぶりに、こんもりと盛られたご飯。見ただけで食べきれる自信がありません。

頭はぼ~っとしているし、身体がとにかく疲労困憊。手術した胸が腫れぼったい気はするし、脇に痛みもあり、少し身体を動かすだけで重い痛みが体中を駆け巡る感じです。

お箸を持って、お茶碗持って、食事をするのがほんとうに疲れるのです。それに、あまりお腹も空いていませんでした。

普段、朝ごはんは食べるのですが、病院の食事の半分ぐらいのボリュームです。術後に倍の量の朝ごはん食べるのは、私にとっては難儀。それでも、頑張って8割ほどは食べました。

朝食を食べ終え、少し疲れたので、ベッドでうつらうつらしていました。

どれぐらい経ったのでしょうか。30分?1時間?正直、時間の感覚がぼーっとし過ぎて良く分かりません。うつらうつらしていたら、看護師さんが来ました。

看護師さん「おはらんさん。病棟に移動しますよ。ゆっくりで良いので歩きましょうね。」

私「あっ、はい。」

ベッドから立ち上がると、頭のぼーっと具合は上昇、さらに、身体はユラユラと揺れている感じです。頭も若干痛い気がします。

何よりも、大胸筋に負荷がかかっている感がすごい。傷口も痛いです。

病棟まで歩いて行くなんて、恐怖でしかありません

術後、早期にベッドから立ち上がって動くことが大事なことは、数回受けてきた手術の経験上、理解はしています。でも、やはり、この術後にすぐ動くっていうのはしんどいです。

ここで頑張らないと、色々なリスクが出る可能性があるので頑張って病棟までいきました。
病棟にやっと辿り着くと、もうぐったりです。

私が入院した病院はスパルタではありませんでしたが、もっとスパルタな病院もあるみたいです。看護師さんも根気よく私も見守りつつ、励ましてくれたりました。最期に、看護師さんに労いの言葉をもらえた時は、とても嬉しかったです。

術後の患者にとっての一大イベントを終え、お昼ご飯までお昼寝です。お昼ご飯、モリモリ食べたのは言うまでもありません。


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