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ヨーロッパ day2 教皇出現

またもやカタール航空を使いドーハからローマのフィウミチーノ国際空港へ。念願のヨーロッパの大地を踏む。
空港到着後、ヨーロッパ初の飯…もといサンドイッチを食す。1個4.6ユーロ!
流石に高すぎる。

空港駅でローマテルミニ駅までの切符の買おうとするも券売機がムズイ。戸惑っていたらマリリンモンロー似のハイパービューティフルブロンドお姉さんが助けてくれた。僕が本場イタリアンボーイだったら速攻口説き落としてしただろうが、ここは陰キャ日本人猿、紳士的に対応する…もとい対応される。
なにはともあれローマ最高だ。

テルミニ駅に到着するも、もう夜遅いのでそのまま宿へ行きチェックイン。丸2日間ほとんど寝てないので速攻でベッドインアンドスリープだ。
スターウオーズ見るべきじゃなかったと後悔するも後の祭り、身体のあちこちが痛かっい。特に尻はたぶん8分割ぐらいはされてる。

起床。本日は日曜日である。本当は早起きして探索したるねん!と意気込んでいたが睡魔には勝てずに結局7時半起床(今思うと充分早くない?)し、宿で朝食(有料!)を取る。

ローマというかイタリアで一番立派とのたまうテルミニ駅、ムッソリーニの発案らしくたしかに立派だったが毎日大阪駅を筆頭とする梅田地下街を見てる僕からすればまぁ75点てところやね。

↑ローマテルミニ駅。写真撮り忘れたのでネットより拝借( )

日曜はどうも教皇がサンピエトロ広場に出現して祝福をくれるらしい。腐ってもミッションスクール出身者の端くれ、これは行かないといけない。
というわけでバチカンへ。
一応イタリアとは別の国なので国境線とかあるのかなと思いきや何もない。道を挟んだ反対側はバチカンだ。ただサンピエトロ広場に入るのは手荷物検査が必要。
教皇の演説は正午かららしいので先にサンピエトロ大聖堂へ向かう。カトリックの総本山だけあって非常に荘厳かつ優雅かつ圧倒的。ここから世界史を動かしてんなぁ、、、と十字軍の大虐殺を思い浮かべる背教者。
この聖堂は外からでも非常に目立つドーム(=クーポラという)まで登ることができる。階段何百段もあるしちょっとしたトレッキング状態だ。てかエレベーター設置して。
とはいえクーポラから眺めるサンピエトロ広場は美しさの極みなので体力に無理してでも登る価値はあるだろう。

↑クーポラから見下ろすサンピエトロ広場

クーポラから降りて広場に戻ったとこで遂にイベント開始。

教皇出現

といってもバルコニーからなのでめっちゃ小さい。ついでに場所が悪かったせいか生教皇、腕だけ見えた。とはいえ流石はカトリックのボス、周りの白人達のテンションはめっちゃアガっている。とりあえず僕もアゲておく。
これはアイドルのコンサートと同じ感じでは?

ちなみにこの演説、イタリア語なのでもちろんちんぷんかんぷん、僕の鋭敏な耳を使ってもマザーテレサとアーメンだけしか理解できない。広場に集まっている白人の巡礼集団の中にはスペイン語圏やポルトガル語圏の人々もいたが(国旗を掲げて巡礼に来るので分かりやすい)彼らは内容分かっているのか???

↑教皇出現(右端の建物の最上階右から2番目の窓のところ)

↑教皇ズーーーーム!

教皇のありがたい話の後はサンタンジェロ城へ。この城はローマ皇帝ハドリアヌスの墓として建てられ、その後歴代ローマ皇帝の廟として利用された後にローマ教皇によって要塞化された由緒ある城。
ダンブラウンの天使と悪魔ではクライマックスの舞台となった。なお都合の良い事に無料日。
この場内はチャンピオンロードが可愛く見えるレベルの本当に迷路。上層階の広場から眺めるローマ市街もまた格別である。

↑サンタンジェロ城。

ついでにこの頃になって気付いた。財布から200ユーロが消えていることに。まったくいつ取られたのかすら分からないのは僕の鈍感故か。まぁ全財産が吹き飛ばなかっただけヨシとしよう。しばらくは昼飯抜きやね。

金が減って今後の予定の修正を迫られたのでとりあえず徒歩で全て移動することに。途中で同じく一人旅をしていた関大の男子と意気投合し話し込んだ末に一緒にスペイン広場へ向かう。ローマの休日ごっこする気満々でいた僕に突きつけられる。

工事中。

ご丁寧に日本語でも書かれている。あのさぁ、、、。

↑工事中のスペイン広場

その後家庭用品を視察するよう親に命じられている彼と別れパンテオンとやらへ向かう。
ここもハドリアヌスによって128年に建設された1900年の歴史を持つ遺跡であり、ローマに残る最古の建造物の1つである。
そんな古い建物だが、内装はローマ内の他の教会に負けず劣らず立派であり、あのラファエロの墓もこの中にある。
非常に立派な古代ローマ建築でありなんとタダである。今の僕にはタダの文字が眩しく見える。

↑パンテオン

↑パンテオン内部

その後は数多の教会を経由しつつ歩いてトレビの泉へ。ローマ市内の名所は全部徒歩圏内で行けるのは貧乏バックパッカーにとっては非常にありがたい。
泉には定番通り裏向けにコインを叩き込む。もちろん貧乏人なので支出はコイン20セントのみ。これではご利益も薄そうだ。
泉前広場ではなんか日本人団体様(見るからにアンポンタン大学生)がいらっしゃったがめーちゃやかましい。日本人的には中国人がマナー悪い的に言ってるけど少なくとも一番やかましいのは日本人だと思いましたまる。

↑トレビの泉。天候の悪さがラスボス感を演出

晩飯は関大の男子(後に原くんと判明)と合流して一緒にパスタを食べに行くことに。カルボナーラ10ユーロに水が2ユーロ。本場のカルボナーラはクリームを使わずに全部卵で済ませるみたい。あと麺が太い。日本の麺をヘビとしたらイタリアはツチノコである。
日本のクリームパスタに慣れきった僕、ジョリーパスタの方が美味くね?と思う一方でこちらの方が健康には良さそうの分析。
残念ながら原くんとはここでお別れ。互いのネット環境がダメなせいかLINEも交換できなかったが旅は一期一会、こういうのもまた一興だろう。
夜のローマを歩いて宿へ帰還。
せっかくなので道中幾多の裏路地に潜り込むも、どこを切り取っても全てが絵になる夜のローマ市街。街灯の色が明る過ぎず黄色味を帯びているのがこの景色の秘訣か。とはいえそのせいで薄暗いのは事実なので治安面ではちと不安やけど。

↑夜のローマの裏路地。絵になるなぁ。

それでは今日はこれにて指を置かせていただいておやすみなさい。

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