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劣等感と希望の狭間で、それでも生きている

ずっとずっと劣等感の渦の中に居る。
悩んで、葛藤して、「もう大丈夫」と思ってもふとした拍子にまた劣等感に飲み込まれる。そしてまたもがいてあがいて「もう大丈夫」と思う日が来るのだが、やはりやはりまた何かのタイミングで劣等感に飲み込まれる。

これってこの先ずっと続くのかな?
これも完璧主義からくるものなのだろうか。

やりたいことにやっと出会えたかもしれない、と思っていてもすでに周りの人がやっていることを知って「ああ、またか」「結局私だけができることなんてないんだ」と絶望してしまったりする。オンリーワンなんてそうそうないのになあ。
いつだって私だけが選ばれなかったあの会場に引き戻されてしまうのだ。

“この「まんが甲子園」には漫画編集者からのスカウト制度があり、私以外の友人全員がスカウトを受けていた。 絵が上手すぎる最強メンバーの中で私の画力は最弱という自覚はあったが「私以外全員スカウトされた」というのはいまだに引きずるくらいにあまりにも苦すぎる思い出なのだ。悲しいよね…。”

わたしだけが選ばれなかったあの会場「まんが甲子園」

■やりたいことはかぶっていいのに

実は昔、アニメがやりたかった。身近で誰かがそれをやっていたら専売特許と思ってしまうんだよな。「アニメは私のだったのに…」「誰かのものになるなら私はやっちゃだめ」みたいなさ。件の経験で負けの思考が根付いてしまったのか、「上手い人がそれをやるなら、私にはやる資格なんてないな」って当時から思ってしまったな。別に一緒の業界でも良いはずなのに自信がとにかく無かった。自信とかより「やりたい」を優先できなかったの、本当に悔しいな。

ちなみに、友人だけではなく家族由来のコンプレックスもある。アニメに興味があってその道に進もうとしている家族の手前、私もアニメがやりたいと言い出せなかった。熱意も違うし、件の選ばれなかった事件で画力が無いのも承知していたし。(振り返れば選ばれなかったのは自己PRの絵の意味を履き違えていたので、そもそも画力の話だけではなかったと思うけれどね)

結局だれとも比較されたくなくて、でもクリエイティブな世界の中には居たくて漫画を学べる道を選ぶ。しかし学ぶなかでも映像的なところや演出的なところが好きで漫画の中にもアニメを見出していた。やっぱりやりたかったんだろうな、と思う。
ちなみに家族はバリバリ現役で活躍しています。この人も永遠にコンプレックス対象なのだ……

■コンプレックスは一生ものなのか?

冒頭でも言った通り、ずっとずっと劣等感の渦の中に居る。
もしかすると、コンプレックスは一生ものなのかもしれない。自分の感じた苦しい感情は一生忘れられないのかもしれないと思う。
「大丈夫」の時間を増やすことはもしかしたらできるかもしれないけれど、根本にあるコンプレックスは消えてなくなるものでもないし、マイナスな面だとしても自分の人生を築き上げた一部だから向き合って付き合い方を考えていく方法でもいいのかもしれない。

■興味の出たことを、自分の為にただひたすらやれ

自分に言いたい。だれかの専売特許なんて関係ない。
誰かが私がやりたいことを仕事や趣味で先にやっていても、私だって始めたらいい。遠慮することはない。恐れることもない。
確かに、先に始めている人たちは私がいま0の知識をすでに80も100も持っているかもしれない。だけれどそれは先に初めて、先にそれだけの時間を割いて努力しているからだ。今80の力を持っている人に対して、0を恥じないで良い。始める段階でコンプレックスを持たないで良い。
もちろん始めた後だって追いつけない不安や追い抜かれる不安にとらわれなくても良い。経験値や努力の仕方や割ける時間、得手不得手は人それぞれ。正確に比較なんて出来ないのだからするだけ無駄だと言いたい。
比較すること自体が悪い訳じゃないけど、私の心とは相性が悪い。
比較するとしたら、本格的に分析したうえでやるのが良いんじゃないかなと思う。

なので興味が出たことは素直にやればいいし、先にやってる人は上の人間でも敵でもなく仲間だと思えばいい。同じことに興味を持った仲間。怖くないよ。欲求に従って生きていきたいな。

■闇の中の一筋の光を目指して

やりたいことに自信を持つことが苦手だけど、劣等感まみれだけれど、こうしてnoteに書き綴っているだけでも自分を癒すことができる。
劣等感の闇の中でも一筋の光が差すような、そんな感覚。
影が出来てまた闇に包まれるかもしれないし、もっと光の多いところに行くこともできるかもしれない。なんとかもがいて生きてくよ。

そんなわけで何か言いたいことがあるわけではないけれど、自分と向き合った記事でした。読んでくださった方、ありがとうございます。

■余談

コンプレックス・劣等感との付き合い方の本も探していきたいと思います。
もし通りすがりの方でご存じの方がいらっしゃいましたらどうか教えてください。ぜひ読みたいと思います。

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