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自由日記

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日常の記録とエッセイ。
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交るとも恋の季節とも

交るとも恋の季節とも

春から初夏にかけて、「鳥交(さか)る」の時季のようである。恋の季節だ。

結果、巣も作る。

…と、気づいたのは、今日たまたま、そんないきものを何種か見たからである。

さて、ここは橿原神宮の南隣にある深田池。奈良時代に築造されたと伝えられる歴史あるため池だ。

下の写真の池の向こうの林の一部が枯れているのは、カワウの💩のせいに違いない。

上空を頻繁に飛ぶカワウに混じってシラサギも見かけたが、

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Nostalgia

Nostalgia

ワタシの故郷は、瀬戸内海にほど近い内陸部(本州)です。しかし、もうそこには、両親もきょうだいも、そして実家もありません。

こんなシトシト雨の降る昼下がり、家人が買物に出かけてしまい、ネコも飼っていないから、静かすぎるわが家に一人いますと、ふいにふるさのことが懐かしく思い浮かぶのでした。

(写真は撮りたての明日香村)

2024.4.27

世の習ひ

世の習ひ

麗らに晴れた日の午前。
チューリップフェアに行きました。

チューリップのエリアを抜け、里山エリアを散策していましたら、、、

おっ、野鳥がいました。

ツグミでしょうか。

こちらは、シロハラでしょうか?

スマートなんで、まだ若いのかな?

里山の高木てっぺんに鳴くのは、ホオジロ?

あーあ、半日が過ぎてゆく。有為転変世の習ひ、、、

ほんとうは、今日中に片付けたい案件があって、お尻がフェスタ

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津風呂湖百景3「最後のしだれ」

津風呂湖百景3「最後のしだれ」

ほとんど散ってしまった。どこもかしこも。もう葉桜だ。

…と思っていたら、湖の対岸の一角に、今が盛りのようなしだれ桜がいっぽん。

誘われるように近づいて桜の下に佇んだ。

明るいしだれに包まれると、この世とは思えない。

幻覚?

ぶるっと震えて、とっとと帰らにゃ。

2024.4.11

都会の憂鬱

都会の憂鬱

都会に憂鬱が立っていました。

4月が近い。さすれば春酣になるというのに。。。

今、去っていくもの、あるいは変っていくものがあっても追いかけることをしません。

そんなことあれこれ想っていますと…
…だんだん

  憂鬱も膨らみ始む初櫻

(4月で生活に変化つけたかったがしばらくは現状維持やむなしとなりちょっと憂鬱、という些末なお話でした。『』つけてみました笑)

2024.3.30

串本の芦雪画 無量寺・応挙芦雪館

串本の芦雪画 無量寺・応挙芦雪館

私は長沢芦雪(ろせつ)ファンです。串本へ来たからには、と無量寺へ行きました。このお寺に「応挙芦雪館」があるからです。

では、なぜ本州最南端の地に芦雪画が存在するのでしょうか。

ちょっと長くなりますが、辻惟雄氏の『寄贈の系譜』(ちくま学芸文庫)より、以下に引用します。

「若冲、蕭白につづき、京画壇に異能ぶりを発揮したのが、応挙門下の長沢蘆雪(ろせつ)である。(中略)
天明六年(1786)、南紀

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入山料草引き十本のお寺 伽耶院

入山料草引き十本のお寺 伽耶院

ごめんなさい。
伽耶院(がやいん)の入山料は「草引き十本」だというのに、雨が降っているからといって、草引かずに入山しました。ここに告白、懺悔いたします。

伽耶院ホームページより引用させていただきます。

山号 大谷山(おおたにさん)

宗派 本山修験宗

聖護院門跡(京都)を本山とする修験道のお寺です

本尊 毘沙門天

由緒

縁起では孝徳天皇の勅願寺として、大化元年(645)法道仙人により開

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吉野本葛

吉野本葛

今日は一日雨でした。休みをもらって、かねてより関心あった「奈良の食文化 魅力発見フォーラム」行きを決行(聴講)しました。

奈良の代表的な三食材、①柿の葉寿司、②奈良漬、③吉野葛が取り上げられておりました。どれも魅力ある食材でなのですが、今回は、私も実際に見て、ちょっとびっくりした葛根(吉野葛)のことを書きます。

吉野は昔から葛粉の生産地としてつとに有名です。現代においても、「吉野本葛」は高級和

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春霖

春霖

今朝、出掛ける頃、しとしと降り始めました。

8時過ぎ、病院到着。今回も検尿と血液検査です。
診察は11時から11時半までの間の予定ですが、たいてい呼び出しは11時半を過ぎます。

……

さて、わずか数分の診察のあと、会計を済まし、有料駐車場で300円精算し、家路に着く頃は12時をとっくに回っておりました。

お昼は、道沿いのスシローで八枚食べました。店舗の外に出ると、東の龍王山(586m)に雲

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29年前の1.17

29年前の1.17

29年前、義父母は震源地の町に住んでおりました。自宅は全壊し、長期の仮住まい(プレハブ)を余儀なくされました。その後、大工さんの順番待ちに待ってようやく建てた新しい家に移りましたが、そう長く居住できずに、病院や施設に入り、今は二人とも鬼籍に入っております。

あの時、二、三日後だったように記憶しますが、淡路島北部のフェリーや旅客船は壊滅状態でしたので、私は物資を車に積んで、大阪の深日港(ふけこう)

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「ユトリロ展」を観てきました。おうみのひとさんのnoteでおしえてもらいました。
あらためてユトリロ絵画観て、彼が私生児であったことや、のちにアルコール依存症となり、しかしその時期の作品がもっとも評価高いことなど知りました。また、白い壁の多くの建物の窓が閉じられている意味も…

年の暮

年の暮

車中泊の練習しようと未明に起き出して、近場の道の駅の駐車場へ行きました。
これまでに揃えた装備で、まあまあいける(寝れる)のを確かめました。

車中にて寝てましたが(眠ってはいない)、日の出時刻が近づいてきたので、隣接してる公園を歩き回りました。
やや曇りの東の空が赤くなり始めたかと思うと、みるみるうちに日が昇ってきました。

おお、さぶう〜

明日は晦日です。

2023.12.29