【ぼくは何度でもやらかす馬鹿なんです】

夕方ふーちゃんが保育園から帰ってきた
すにちゃんの車から降りるやいなや、お調子者な動きで笑わせてくれる

しかし笑えるのは動きだけじゃない
猫のロクを追いかけて烏骨鶏の小屋に行った
鶏も猫も大好きなふーちゃん
うれしそうに戻ってきては「ねぇねぇ」と話しを聞いてほしそうだった
「うけっこうがねえ、うけっこうが⋯」

それだけで笑えてかわいい
となりのトトロの「とうもコロシ」みたいだ

さっきふーちゃんとタマと散歩してたら、近所の鶏を見て「うけっこうか？」ってタマもいってた

みんな通る道なんだね

🔴話せない理由

「これなんて読むか知ってるよ」
@を指差してタマが得意気に言ってた
「アットシーだよ」
誰かにハメられたんだか、間違って覚えたそうげんにでも聞いたんだか

「あたらしいことを知ったこと」が、すごくうれしいんだろうね

ぼくなら覚えたてのことを得意気に話せない
違ってるかもしれないし、話した相手はまったく興味のない話しかもしれないし⋯
こんなときはそんな不安みたいなのが、話せない理由になっているような気がする

昨日、いろんな状況で自分が自分を出して話しが出来ない理由なんてのを思ってみた

一、うまく言葉に出来ないと思ってるから
理解は遅いし言葉も知らなくて、話すことに苦手意識がいっぱいだから
過去対話することをしてこなかったから
あまりはっきりキッパリ意見したことがない

二、なんか気まずくなりそうな気がするから
モメるのも嫌だし、怒られたりしたらすんごく嫌だし、怒るのも嫌だ
つい感情的になって、あとから「おれは馬鹿だねえ」ってなって少し凹むから
そこから、「さっきはごめんなさい」とかを伝えればいいのになかなか言えないから

三、馬鹿なのにそれを素直に認められない
ぼくもたいして知らないのに、相手がさらに知らないと思うと調子にのる
嘘はつかないけど話しがいくらかオーバーになったりして、そのちょっとの積み重ねになんかギクシャクしてしまう

四、聞くことをしっかりできてないから
単に知らない言葉につまづいてもいる
もちろん理解に苦しんでもいる
「決めつけ」で聞いていて、相手の想いをしっかりと汲んであげられていない

すべてにおいてぼくの勉強不足
情報も知識も、話術も聞くチカラも、気持ち的なところで踏ん張るところも切るところも
すべてにおいてぼくの勇気も足りない
一歩踏み込む勇気も、さらけ出す勇気も

「勇気は言う気」
最近本で見かけたこの言葉
なんだかじんわりときてるんだ

🔴やる

「相手のこと信頼してないから、自分もすべてをさらけ出せない」
こんな部分はたしかにあるかも知れない

「信頼してない」とか書くの嫌だね
でも信頼してないとかそんなに思わない
「もっと信頼していこう」の方がいいな

でもまたごちゃごちゃしてくる
信頼してるからしっかり向き合えるのか？
しっかり向き合ったから信頼できるのか？
いやいやこのパターン以外にだってあるか？

ぼくはやっぱり頭が弱い
聞いた話しとか読んだ知識とかだと、頭の修行不足でまだまだ理解が出来ないだらけだ
で、いつもこうなる
「とりあえずやろうっ」

だらだらにお付き合いさせてすいません

🔴まず今日

すにちゃんに昨日言ってみた
強がりとか見栄とか自分勝手とか、そんなの一回全部なしにして言ってみた
「やっぱりひとりはさみしいわ」
やっぱ強がってたことがわかった
だから軽くスッキリもする

また戻るとかすぐ忘れるとか関係ない
確実に一歩踏み出した感覚
誰かにとってはなんでもない一歩
ぼくにとっては確かな一歩

「この一歩一歩と学ぶことをつづければ、そしたらぼくは完璧になるんじゃないか」
何度何度もコケたその積み重ねを、またなんとか積み重ねていきたい

「タハっ」とか言って、「若かったなああのころは」なんて近い未来に言ってます

いままでなんて忘れとく
今日が最初のいちにちだ
そしてまずは初日クリアだ

充分あふれちゃってると思うけど
「馬鹿な自分をさらけだせっ」

ではみなさんめでたい夜を

五穀豊穰 子孫繁栄
大安吉日 さかいひろし　
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